
【経営者への活きた言葉】
経営者への活きた言葉
成果を上げる能力は習得すべきもの (P.F.ドラッカー)
1.私は、成果を上げる人のタイプなどというものは存在しないことにかなり前に気づいた。私が知っている成果をあげる人は、気質と能力、行動と方法、性格と知識と関心など、あらゆることにおいて千差万別だ。共通点は、なすべきことをなす能力だけだった。
2.ドラッカーは成果を上げる能力は、生まれつきのもか、後天的に習得するものかとの問いに対し、習得するものだと断言する。かって社会のパワーセンターは、国王をはじめとする少数の支配者だった。今日では、組織とともに働く一人ひとりの人間である。全員が成果を上げる能力を習得し、トップのように働かなければ、組織の成功、社会の繁栄はない。
3.ドラッカーが習得できるし習得せよとする能力、つまりなすべきことをなす能力は五つである。第一が、時間を管理すること、つまり何に時間を取られているかを知り、残されたわずかな時間を体系的に使うことである。第二が、世の中への貢献に焦点を合わせること。すなわち、成果に精力を向けることである。第三が、自らの強みに基準を据えることである。第四が、力を集中することである。優先順位を決め、それを守ることである。そして第五が、成果をもらたすよう意見決定を行なうことである。
4.ドラッカーは、組織は人だという。いかに資金を持ち、設備を擁していようとも、人を得なければなにもできない。 (参考:「週刊ダイヤモンド」2008年9月6日号)
【経営者のための危機管理】
見えないものを決裁する
日比 孝吉(めいらくグループ代表兼CEO)
1.経営者というものは、見えないものを決裁しなければいけません。皆が幸せになるように、先を見て判を押す。これも焼け火箸の苦しさです。だから立派な経営者ほど、波動とか、見えないものを大切にされます。いま伝統ある企業や優秀な企業が不祥事を起こして傾いていっていますが、あれもやはり見えるものばかりを追いかけたのでしょうね。問題が起きる前から「あそこの社長は何千万円の車に乗っている」といった話が聞こえていました。
2.本来、経営の道に真剣になればなるほど質素になっていくものです。結局、自分に負けた時にバランスが崩れるのです。経営は利益を上げることが至上命令ですが、大きくいえば神様の教えの通りに運営すれば大体はうまくいきます。やはりロイヤリティーを払わなければいけない。それが奉仕、お尽くしです。だから、優秀な企業が急におかしくなるのを見ているとそれが足りないのではないかと思います。
(参考:「致知」:2008年12月号)
【心・健康・環境について】
心・健康・環境について
職場にひろがる「9時5時うつ」
1.うつ病であると公言し、同僚が開いてくれた自分の歓迎会は欠席。そのまま友人と花見に出かける。休職すると「いい機会だから」と教習所へ通い、カナダの語学スクールに留学する手続きまでしていた。「9時5時うつ」とでも言うべき社員が今、急増している。
2.「9時5時うつ」は20代後半から30代の若手に多い。気軽に精神科を訪れては、「俺、うつだと思うんですよ。休職したいんで、診断書、書いて下さい」と言い放つ。「上司が自分の能力を評価してくれないせい」「営業の仕事でうつになったので、内勤に替えて」と訴えるなど他責的かつ攻撃的。休職すると元気になり、冒頭のような行動に出るなどが特徴だ。
(参考:「日経ビジネス」2008年9月8日号)
【古典に学ぶ】
立志の四要
「立志は高明(こうめい)を要し、著力(ちょくりょく)は切(せつ)実(じつ)を要し、工夫は精密(せいみつ)を要し、期(き)望(ぼう)は遠大(えんだい)を要す」
(訳)立志には見識高く、力の入れ所は実際にあてはまるようにし、思考はくわしく、期待して望む所は遠く大きくあるを要す。 (参考:佐藤一斎「言志四録」):PHP文庫
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