今林重夫税理士事務所
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今林重夫税理士事務所 株式会社今林会計 |
当事務所では、月に1回事務所通信を発行しています。

謹んで新春のご挨拶を申し上げます。皆様にはお揃いで2012年、平成24年の輝かしい新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。旧年中は大変お世話になり、ありがとうございました。厚くお礼申し上げますとともに、今後さらなるご交誼のほど、よろしくお願い申し上げます。
今年の私のキーワードは「絆」です。昨年は「信頼」をキーワードにして、家庭で、職場で、その他の組織内で、地域社会で、国家間で相互の信頼関係の重要性を訴えました。そして「信頼」の証である帳簿をテコに日本経済を良くしていきましょうと、会計人らしい呼びかけをしました。相互信頼に基づく「絆」に今年は注目です。
3.11東日本大震災は1千年に1回ともいわれる未曽有の災害となりました。その報道の中で、家族の絆、地域社会の絆、日本人の絆、世界中の人々との絆を実感することが多くありました。国の復興・復旧作業はなかなか進みませんが、私たちは長期間にわたる援助をしていかなければなりません。
ロータリーでは12月を「家族月間」としていますが、米山記念奨学生の「ロータリーがくれた母との絆」という文を抜粋して紹介します。(母とのわだかまりが解けた夜)ロータリーのお世話で母が来日した時、カウンセラーに「ゆっくりお母さんと話して下さい」と部屋に通されたが、5歳まで祖母に育てられたこともあり両親との間に壁を感じていました。私の好物を出してくれた母をしみじみ眺めて「すみません。一人前になったら、必ず幸せにします!」と言った私に「今も幸せだよ。お前が日本で頑張っている姿を見たから、幸せだよ。」と、母は笑って言いました。(カウンセラーは人生の師)カウンセラーから送られた雑誌の記事に「家和して万事なる・・・一家が和やかで安住できてこそ、世の中でことを成し遂げることができる」の文がありました。私と両親との壁を言葉の端々に感じ取っておられたのでしょう。(与えるからこそ、人は温かくなれる)帰国前夜、母は「ロータリーの皆さんに出会えたことに、一生の恩を感じるべきだよ。皆さんの姿を見て、心で感じて、成長してほしい。母さんは今、幸せだよ」厳しい母から何回も聞いた「幸せ」の一言、心の壁を越えて母を理解することができました。「与えるからこそ、人は温かくなれる」私が見つけた答えです。
自宅の玄関に「融和」の額縁をかけました。関南陽先生の書です。広辞苑第四版を見ると、ゆうわ【融和】@とけてまじりあうこと。融解して相和すること。Aうちとけて仲よくすること。仲のよいこと。とあります。ついでに「信頼」「絆」も調べました。
しんらい【信頼】信じてたよること。「同僚を―する」「―に応える」「全幅の―を置く」
きずな【絆・紲】@馬・犬・鷹など、動物をつなぎとめる綱。A断つにしのびない恩愛。離れがたい情実。ほだし。係累。繋縛。〜いずれも相互のつながりを表現する言葉、つながりの強弱も感じますが、大事にしていきたい言葉です。
経済が高度成長期の時代は、すべての企業がちょっと頑張れば右肩上がりの成長を実現することができました。決算書の数値がわからなくてもただ「頑張る」だけでよかったのです。しかし現在は、決算書を読み、自社の現状や問題点を把握し、的確な対策を打たなければ成長は望めません。また金融機関の融資の際にも、担保・保証人ではなく、決算書で表現される企業の実態と社長の現状認識と対策の説明能力が重視されます。
弊社では11月11日に中小企業経営支援セミナーを開催し、社長の会計力の重要性と経営計画策定の手法について勉強してもらいました。また商工会議所では独立行政法人中小企業基盤整備機構の支援のもと中小企業会計啓発・普及セミナー「変化の時代に対応できる会計〜正しい経営判断を行うために〜」を11月29日に開催しました。講師を務めましたのでその内容の一部を紹介します。
一度きりの人生だし、だれしも“豊かな生活”をしたい。そのためには、上手にお金を用意し、経営するための道具(資産)を購入し、それを上手に使って“儲かる経営”を実現することだ。経営が継続・拡大し、金融機関から将来の運転資金が調達でき、自社が成長する要因がしっかりわかり、得意先・仕入れ先に協力してもらうためには「中小企業の会計」によって作成された、信頼性が高く、わかり易く、簡単に作成できる決算書が必要になってくる。
通常、会計は税務申告のために使うだけのものだと考えているが大間違いだ。
経営活動において会計を上手に活用することを経営管理会計と理解してもよい。税務申告や利害関係者への報告だけでなく“経営を高度化”するための一番大事な基本と理解する。中小企業の会計の三つの基本的な活用法(1受注開拓力、2経営分析力、3資金調達力)をしっかり理解することで経営は高度化する。
儲かったらお金はあるの?
経営する、そして生きていくために必要なのは“利益”ではなく“資金=お金”だ。お金を用意するために、利益や売上を増やす。ここで少し素朴な問題を考えてみる。売上が増加したら利益は増えるの?利益が計上されたら資金はあるの?そうはならない。皆さんは体験しているハズだ。売上が増えても利益が増えるとは限らないし、利益があってもお金があるとは限らない。この疑問に正しく答えることが会計の一番の基本だ。この原理原則を知らずして経営はできない。
キャッシュ・フロー体質になることが生き残り、成長すること
キャッシュ・フロー体質とは、(1)確実に利益を計上する。(2)利益が資金になる(儲かってお金がある)。(3)自分で獲得した現在の資金および将来獲得する資金の範囲で投資を行うこと。
鹿児島銀行指宿経友会の今年度の視察研修旅行は、31名の参加、出雲大社を中心の2泊3日山陰の旅でした。出雲大社は私個人的には念願の目的地でした。観光地指宿で仕事をしている私たちにとって各地の観光名所は個人的な娯楽だけではなく仕事のアイデア等参考になることが多い場所となります。
今回の旅程をまずは紹介します。6:30指宿支店を大型バスで出発鹿児島中央駅から新幹線、博多駅乗り換えで広島下車12:05、観光バスに乗り換え(3日間同じバスでした)石見銀山を経て玉造温泉のホテル「佳翠苑皆美」。翌日は足立美術館、出雲大社、城下町松江の散策、境港の水木しげるロードを見学して大山(だいせん)ロイヤルホテル泊。最終日米子自動車道の蒜山(ひるぜん)高原PA、倉敷美観地区、大原美術館など見学して岡山駅から新幹線に乗車、鹿児島中央駅着18:14、貸し切りバスで指宿帰着20:00でした。
旅程表に大きな赤文字で「ゆっくりした出発です!」とあり、「6:30がゆっくり?」と思いながらそんな気分にさせられました。あいにくの雨、しかしこれは「島津雨」みんな前向きです。新幹線に乗り込んでしばらくすると雨も上がりさわやかな気分です。博多駅での乗り換え、弁当積み込み、広島まで約1時間でお弁当、なんだか慌ただしい新幹線のぞみ号の乗車でした。貸切バスはサロン付きでおしゃべり・飲み方の好きな約10名で満席。
石見銀山では龍源寺間歩(まぶ)を楽しみにしていましたが、緩やかな登りが続き約2キロ、2時間コースとのガイドさんの説明に全員「町並みコース」に変更。龍源寺間歩は唯一公開されている坑道跡で全長600mのうち273mが通り抜けで公開されているそうです。
玉造温泉は宍道湖が近くで、宍道湖は中海につながり、中海は境港で日本海につながります。中海が(西)島根県と(東)鳥取県の境目です。境港には「ゲゲゲの鬼太郎」で有名な水木しげるロードがありました。約800mの通りには様々な妖怪の像が並び鬼太郎に因んだお菓子や小物を販売するお店が並んでいます。
出雲大社は大國主大神(おおくにぬしのおおかみ=だいこくさま)様をお祀りしており神無月には全国の神様が集うといわれています。10月は神無月、「全国の神様が集まっている!」と期待していたのですが、これは旧暦の10月でもう少し後だそうです。出雲では「神無月」ではなく「神在月」と言うそうです。現在修復工事(屋根葺き替えなど)中で御仮殿でのお参りでした。平成20年から25年までの大掛かりな工事だそうです。神楽殿の注連縄は長さ13m重さ5トンと巨大なもので迫力満点でした。
ガイドさんの話、山陰では「山」を「せん」とか「ぜん」と読むことが多い。大山(だいせん)、蒜山(ひるぜん)など。
足立美術館は自慢の日本庭園を写真に収め、横山大観の大作「紅葉」を鑑賞し、大原美術館ではエル・グレコの「受胎告知」やポール・ゴーギャンの「かぐわしき大地」など鑑賞しました。ピカソの「頭骸骨のある静物」は異様な感じでした。
最後の昼食会場、終わってバスを見送ってくれた従業員さんがバスはまだ半分も出ないうちにそそくさと引込んでしまったのは「反面教師」となりました。気をつけよう!!
ロータリーの中心の標語(モットー)は「超我の奉仕」ですが、奉仕分野の一つである職業奉仕では「四つのテスト」がよく取り上げられます。1954-55年度国際ロータリー会長ハーバート・J・テイラーが、1932年に破産寸前のアルミニューム製品会社の立て直しに際し、社員の人格と信頼性と奉仕の心を重視することが何にもまして重要であると考え、(1)誰もがすぐ覚えられるような簡単なもの(2)命令調でなく問いかけるようなもの(3)企画方針や言動が正しいかどうか、自分で判断できるようなものを基準に考え抜いて決定したものです。全文を以下に紹介します。
四つのテスト
THE FOUR-WAY TEST
言行はこれに照らしてから
Of the things we think, say or do
1. 真実か どうか
Is it the TRUTH?
2. みんなに公平か
Is it FAIR to all concerned?
3. 好意と友情を深めるか
Will it build GOODWILL and BETTER FRIENDSHIPS?
4. みんなのためになるか どうか
Will it be BENEFICIAL to all concerned?
40万ドルの債務超過の会社が、この「四つのテスト」を徹底して実行することにより20年後には配当をし、200万ドルを超える純資産を持つようになったのです。解説文の最後には次のように記されています。
「四つのテスト」のもたらした無形の配当は、金銭的な配当よりもはるかに大きいものでした。われわれは会社の顧客、競争会社、世間の人々の好意と友誼と信頼の増大という恩恵を受けましたが、それよりももっと有難いのは会社の職員の品位が素晴らしく向上したことであります。われわれのみるところ、四つのテストを仕事に携わっている毎日の8時間中、いつも対人関係に活用していくということは、家庭や交際や社会生活でそうする習慣を身につけない限り、とてもできないことだと思います。またそうすることによって良き父、良き友、良き市民になることができるわけです。
先日熊本市で開催された九州地区市町村教育委員会連合会の総会ならびに研修大会に参加しました。総会は毎年、研修大会は隔年で行われます。総会は、九州・沖縄各県3名の代表と事務局、総勢30数名の小じんまりした会合ですが研修大会は800名近い参加で盛大に開催されます。来年は総会だけの年度になりますが鹿児島県が担当して指宿で開催することになっており鹿児島県の副会長としての参加でしたが指宿の紹介と歓迎の心を発表してきました。
研修大会の教育講演は「夢と教育」と題して熊本県知事蒲島郁夫氏の講演でした。9人兄弟の7番目、貧しい農家に育ち高校卒業後地元の農協に就職、農業研修生として渡米、ネブラスカ大学農学部卒業、ハーバード大学大学院修了(政治経済学博士)、筑波大学社会工学系教授、東京大学大学院法学政治学研究科教授を経て3年前熊本県知事に当選、学校時代、勉強はできなかったが本を読むのが好きだったこと、人生の転機には夢に向かって120%の努力をしたこと、県内の小中高校に「知事の出前講座」を実行していること、ユーモアを交えて大変示唆に富んだお話でした。最後の四つのメッセージ(1)可能性は無限大(2)逆境の中にこそ夢がある(3)夢を実現する手段:読書、旅、一歩踏み出す勇気(4)Above the Expectation 期待を超える そのためには120%の努力を。
パネルディスカッションは熊本大学教育学部副学部長古賀氏をコーディネーターに4人のパネリストで「学校と地域との連携について」発表がありパネリストの一人は我が指宿市の池田昭夫教育長で心から声援を送りました。他は人吉市、福岡県岡垣町の教育長、大分市の教育委員長でした。それぞれ特徴のある活動で参考になりました。
情報交換会(懇親会)は180名の参加、全体の3割にも満たず、多くが市町村単位の仲間だけで街に繰り出したようです。指宿も情報交換会は早々に切り上げて本番(二次会)となりました。情報交換会のオープニングは鹿本農業高校郷土芸能伝承部の「山鹿灯篭踊り」、優雅で幻想的な踊りを満喫しました。
二日目の視察研修は2コース、「熊本城」「宮本武蔵ゆかりの地巡り」私たちは後者を選びました。「4〜50分歩くので軽装、スニーカーをお勧めします」との案内、その通りにしてよかったというコースでした。バス駐車場から田舎道をトコトコ下って約10分、曹洞宗雲巌禅寺に入場門があり、これからが苔むした岩場の道が続きました。岩山の斜面に無数に並ぶ羅漢像、数え切れないほどなので「五百羅漢」と言うそうです。行き止まりが、寛永20年10月10日(1643年)寅の刻に筆を執って宮本武蔵が「五輪書」を書き始めたという霊巌堂、急な階段を攀じ上ったところに大きな岩があり座禅を組む場所ともなったという。祠の格子の奥には石体四面の馬頭観音様が祀られていました。島田美術館島田真祐館長の宮本武蔵談は秀逸でした。
島田美術館では現代刀匠展が開催されており優美な日本刀の展示、関連職方の紹介がありました。刀剣の外装を拵え(こしらえ)と言い、縁(ふち)、頭(かしら)、目貫(めぬき)、鎺(はばき)、切羽(せっぱ)、鐺(こじり)等の金具、木製は柄(つか)、鞘(さや)、皮や糸で作る柄巻(つかまき)、漆芸の粋をこらした鞘の塗り等多様な工芸要素でなっていました。
2年に1回の視察研修、今回は九州新幹線全線開通を記念して中国地方を目的地とすることにしました。今年のテーマは「委員会・部会活動の活性化」でしたが研修を引き受けてくれる会議所がなく、日本商工会議所に紹介をお願いしても適当な会議所の紹介はありませんでした。それならと歴史「薩長同盟」の山口県を研修地と定めました。萩市を中心に秋芳洞、燐県島根ですが津和野です。話が具体化してくると、一昨年萩市で「現代陶芸薩長連合展」が、今年4月には鹿児島で九州新幹線全線開業記念「現代陶芸薩長展in鹿児島」が開催され、出展者の一人に当会議所の議員、指宿長太郎焼の有山禮石さんがおり萩市との交流があることがわかりました。
指宿駅発6:55、新幹線さくら554号で新山口駅着10:41、後は貸切バスです。山口県では今年10月に国体、障害者スポーツ大会が開催されることとなっており、「おいでませ!山口国体・山口大会」の看板があちこちに立っています。マスコットキャラクターは「ちょるる」君、会話の語尾によくつく「ちょる」から名付けられたそうです。「知っちょる」「しちょる」「走しっちょる」など。最初の見学地は瑠璃光寺、国宝の五重塔は圧巻、鴬張りの石畳は意識して作られたのではなく誰かが拍手すると反響が返ってくることに気づき命名された。フグ雑炊の昼食後津和野へ、鯉が泳ぐ殿町通りでは、ラッキー!鷺舞神事の子鷺踊りが始まる時間で年1回のかわいらしい女の子たちの踊りを堪能しました。太鼓谷稲成神社は木製鳥居が数百本並ぶ参道は曲がりくねった山道で観光者には無理、バスで境内近くまで登りました。「稲成」の文字は「大願成就」につながり参拝者が多いそうです。森鴎外記念館を見学して萩市へ、松陰神社にお参り、松下村塾等を見学しました。「明治維新胎動の地」の石碑は、薩摩人としては異議ありと言いたい気持ちでした。
ホテルでの交流会は、二人の副会頭と専務理事、そして有山さんの縁で、野村市長と商工観光部長が出席され一行23名はうれしく大変盛り上がりました。野村市長はTKCのことをよく知っているので尋ねると、昔大蔵省にいて福岡国税局長を歴任された方、飯塚毅さんとは昔喧嘩相手だったと笑っておられ、今は国税庁からTKCに入る人もおり、いい関係になりましたねと話が弾みました。
翌日は8:10ホテル発、仙崎の金子みすず記念館へ、途中ガードレールの黄色(橙色)が気になっていたらガイドさんが説明してくれました。仙崎の青海島が夏みかんの発祥の地で、夏みかんの白い花は県花、夏みかんの先祖は橙だから県道・県管理の国道のガードレールは黄色なのです。青海島のある長門市の市道では青色のガードレールもあります。金子みすず記念館は時間がおしており駆け足見学、みすずの詩が1篇ずつ載っている絵はがきを買いました。秋芳洞は以前行った時よりも広く整備され約1キロの距離、気温17℃で大変快適に見学しました。昔「しゅうほうどう」と呼んでいたのでは思いましたが土地の呼び名は「しゅうほうちょう」と呼ぶそうですが、天皇陛下が「あきよしどう」と言われたことがあり今では「あきよしどう」が正式呼称となっているそうです。瓦そばの昼食、急ぎ食べて新山口駅へ。博多で約2時間新駅ビル等見学、まずは屋上の鉄道神社参道にある指宿屋、中村副会頭が中心に経営しています。事故もなくみんな元気に20:00バスで指宿帰着。
会計(税理士)事務所の使命は、適正な税務申告書の作成は当然のこととして、経営に役立つ数値(会計帳簿)の提供も期待される重要事項の一つです。今林会計では、記帳合理化のために業種別会計日記帳の導入、FX2等のTKCシステムの導入はじめ月次処理を徹底するため翌月巡回監査率80%超(本来は100%ですが)を目標に数値管理をしたり、申告書の品質証明書ともいうべき33条の2書面の添付活動を積極的に推進してきました。『経営に役立つ数値(会計帳簿)の提供』の視点に立つと、まだまだ月次処理数、FX2等の自計化率、書面添付率など、「量」的にも不十分ですが「質」にも、もっと意識を向けなければならない時期になったと感じています。
月次処理がしっかりされておれば、決算時に修正すべき仕訳はなく、棚卸、減価償却費の確定、未払い税金の計上などごく限られた仕訳数で決算は終わるはず、このような観点から決算修正仕訳の数と内容をチェックする仕組みを事務所内に作りました。一年間を振り返り今後改善すべき事項を確認し、月次監査(チェックと指導・助言)を通じて改善していきます。もちろん関与先様の記帳処理についても現状を把握し改善点をご提案させていただきながら、しっかりした月次決算ができ、『経営に役立つ数値』の把握と活用ができるよう進めてまいります。
会計帳簿の体系を簿記の用語を使いながら確認しておきましょう。
「取引」は、資産、負債、資本(純財産)に増減をもたらすすべての事柄をいいます。一般に言われる取引よりも範囲が広いわけです。取引の発生を認識するものが「証憑書類」です。領収書、請求書、納品書、契約書、出勤簿(タイムカード)等事業にかかわるすべての原始記録です。会計帳簿は、主要簿と補助簿に大別されます。主要簿は、仕訳帳と総勘定元帳です。補助簿は、現金出納帳、預金出納帳、売掛帳、買掛帳、手形記入帳、固定資産台帳、債権・債務記入帳など事業者がその管理の必要に応じて作成する各種帳簿です。現金出納帳は日々記帳、入・出金の記録だけでなく現金残高の記載が重要です。金種別表作成添付で完璧です。証憑書類の整理保存、補助簿の記帳は関与先様が主体的にしていただきます。主要簿作成は一部関与先様で作成する場合もありますが、会計(税理士)事務所が作成提供させていただいております。電子帳簿保存法に定める手続きに従ってCD−R で作成する場合もあります。
法人の申告期限は原則2か月以内ですが、今林会計では、50日決算を目標としています。納税資金の確認のためにも早めにと考えていますが、月次処理が確実にできておれば難なく達成できる目標です。結果として『経営に役立つ数値(会計帳簿)』の提供ができているという指標の一つにもなります。
経営に役立つ数値は、翌月初め、できるだけ早い時期に把握できなければなりません。一つの障害は、請求書の到着が遅れるということです。早くもらえるようお願いできませんか。締日を工夫できませんか。納品書で把握することはできませんか。(簿記的にはこれが原則?)数値を経営に役立てるためには、確定数値にこだわらず、早めに概数で判断する習慣づけが必要になります。
先日、ホテルパレスイン鹿児島で開催された鹿児島指宿会に参加しました。総会、市長と語る会、懇親会です。豊留市長と語る会は、鹿児島市在住の指宿出身の方々の故郷を思う熱意で意見百出、有意義な「語る会」でした。 この会合にMア太平次翁顕彰会の渡瀬一盛さんが持参し配布された印刷物から表題の文を次に紹介します。『前賢に学ぶ』 よき師に出会え おかげさまで夏が来ると、冬がいいという。冬になると、夏がいいという。ふとるとやせたいという。やせるとふとりたいという。忙しいと閑になりたいといい、閑になると、忙しい方がいいという。自分に都合のいい人は善い人だとほめ、自分に都合が悪くなると、悪い人だと貶す。借りた傘も雨があがれば邪魔になる。金をもてば古びた女房が邪魔になる。世帯をもてば、親さえも邪魔になる。衣食住は昔に比べりゃ天国だが、上を見て不平不満の明けくれ。隣を見て愚痴ばかり、どうして自分を見つめないのか。静かに考えてみるが良い。一体自分は何なのか、親のおかげ、先生のおかげ、世間さまのおかげのかたまりが自分ではないか。つまらぬ自我妄執をすてて、得て勝手を慎んだら、世の中はきっと明るくなるだろう。おれがおれがを捨てて、おかげさまで、おかげさまで暮らしたい。 つまづいたお陰でつまづいたりころんだりしたお陰で、物事を深く考えるようになりました。過ちや失敗をくり返したお陰で、少しずつだが人のやる事を温かい眼で見られるようになりました。何回も追いつめられたお陰で、人間として自分の弱さとだらしなさを、いやというほど知りました。騙されたり裏切られたりしたお陰で馬鹿正直で親切な人間の暖かさも知りました。 そして・・・・・・・身近な人の死に逢うたびに、人の命のはかなさと、今ここに生きていることの尊さを骨身にしみて味わいました。味わったお陰で人の命を本当に大切にする本物の人間に、裸で逢うことができました。一人の本物の人間に巡り逢えたお陰でそれが縁となり次々と沢山の良い人達にめぐり逢うことができました。だから私の周りにいる人達は、みんな良い人ばかりなんです。
去る4月24日に開催された近畿地方に在住する指宿出身の方々が集う近畿指宿会の総会に、指宿商工会議所会頭として参加しました。地元指宿からは、豊留市長、松下市議会議長、市長公室の川路係長そして私、さらに新西方の士官節保存会の皆様10数人が参加していました。参加者総数は約300人。第36回を数えるこの会の定例会場は難波駅近くの「味園」、歴史を感じる佇まい、中華料理の会場は、舞台から会場奥の方々の顔が良く分からない感じです。
指宿駅5:33発JR列車で出発、たまたま観葉植物の鶴之園さんと一緒でした。鶴之園さんは新幹線を使って大阪日帰りだそうです。鹿児島中央駅6:58発みずほ600号の5号車8Dの座席はゆったり、天然の木目調の車内は落ち着いた感じです。車内販売で朝食弁当調達、腹ごしらえの内に熊本到着です。速い、速い!「新水俣通過」の車内放送に外を見ると駅が飛んでいく感じでした。各座席にパソコン用のコンセントがあるので一仕事、3月決算の特定支出のある企業の消費税計算が一段落すると、もう岡山、3時間46分で新大阪に着きました。11:30から開会に余裕で間に合いました。
結婚披露宴の新郎新婦入場さながらに田中会長先導で、市長、議長、会頭の順で入場して舞台上に、田中会長挨拶の後来賓挨拶として3人のほか鹿児島県大阪事務所長、関西鹿児島会の副会長の挨拶がありました。地元3人はそれぞれの立場から指宿は元気であるとの報告をしました。私は先日開催された商工会議所青年部総会で発表された「明るく楽しく激しい青年部」のスローガンを紹介、若者たちが頑張っている様子を紹介しました。関西鹿児島会の副会長さんは6月19日に開催される「第3回ふるさと鹿児島ファンの集い」への多数の参加要請をされました。関西鹿児島会の会長は京セラの稲盛会長です。
総会事項、事業報告と会計報告はごく簡単に、後は恒例の演芸大会です。最初に「ふるさと」と「南国情話」を全員で合唱します。そして乾杯!近畿指宿会には芸能部があります。部長は道下出身の奈良さんです。甲子園の高校野球応援団長として活躍されていました。踊りあり、歌あり、後はカラオケ大会。トップは指宿からということで、カラオケならぬアカペラで「新指宿市民歌」と「丹波小校歌」を歌いました。丹波校区出身者一緒に歌ってくれました。4時ごろ終わって中学校の同級生2人と二次会、5日前に同窓会で指宿に帰っていた2人です。新幹線の駅まで送ってもらって、さらにそこで一杯、別れを惜しみつつそれぞれに出発でした。大阪市内へ、兵庫県明石へ、新幹線東京行きホームへ。
16年と8ヶ月目、この事務所通信も200号を数えることができました。諸資料から引用をしながら事務所職員全員が分担する手作り通信です。特に4課持ち回りの編集責任者は女性、それぞれ工夫をしながら毎月600部余りを郵送、お届けしております。
去る3月11日の東北関東大震災(東日本大震災)は、未曽有の災害となり津波の怖さを改めて認識させられました。そしてそれによる福島原子力発電所の事故は未だその終息の目処が立たず被害が広がっています。一日も早い終息と復興を祈らずにはおれません。九州では地震の翌日が九州新幹線の全線開通の日、各地で祝賀行事を計画準備しておりましたがすべて中止、指宿でも観光特急「指宿のたまて箱」号の歓迎イベントを計画していましたが中止となりました。指宿枕崎線と国道226号は津波を警戒して不通・通行止めとなり13日に初めて「指宿のたまて箱」号が指宿入り、控え目な歓迎の意表明のお迎えとなりました。今は福島原発の報道にはらはらしながら、各地で復興に着手している状況にホッとし、救援物資の送り出しや義援金の送金など、一人ひとりが実践しています。TKC九州会では、会員10,000円職員1,000円の義援金の呼びかけがあり、これはTKCの組織を通じて東北のTKCの仲間を直接応援するものであるので税制上の優遇措置はない旨の注意がありました。日本赤十字社、共同募金会への寄付は対象になりますし、寄付金の行く先が国・地方公共団体と趣意書や新聞記事等で確認できるものは対象になります。ロータリー関係の公益財団法人ロータリー日本財団は公益認定を受けたため対象になります。
鹿児島建設新聞のコラム「礎〜いしずえ〜」に「努力しているか!」の題で載った文を引用紹介します。
世界の発明王トーマス・エジソンは「人の倍努力しているから、人の倍成功して当たり前だ」と語ったという。
恨み辛みを言う前に自分がこれまで努力してきたかどうか振り返ることも必要だ。何か一つでも徹底的にやったものがあるだろうか?。責任のすべてを他人にすりかえる。これでは成功はしないまでもなく人生における幸せは決してつかめない。お金持ちや出世が幸せの全てではない。幸せとはあなたがなにかをやり遂げたことで心の底から湧き上がってくる感動こそが幸せなのだ。努力しているか。
去る2月26日COCCOはしむれで、ヤマキの会主催で表彰式があり次のような「励ましの言葉」の挨拶をしました。
表彰された42名の皆さん、この度の受賞、誠におめでとうございます。保護者の皆様におかれましては、我が子の晴れ姿をご覧になり感慨一入のものがあると存じます。
今年一年の皆さんをはじめとする指宿市の中学生の活躍は素晴らしいものがあります。自分の目標に向かって毎日勉強し、学業においては県内トップクラスの成績であります。部活動においても一生懸命頑張っており、県や地区レベルの大会やコンクールでも立派な成績をおさめています。
特に北指宿中学校のソフトテニスや野球、卓球、合唱等、南指宿中学校のバレーボール、ソフトテニス、バドミントン等、西指宿中学校のバレーボール、剣道等、山川中学校の柔道、ソフトテニス、サッカー、書道等、開聞中学校の陸上、剣道、吹奏楽等、数え切れないほどの大活躍です。毎日、毎日の努力の積み重ねがこのような結果につながっているのです。今後も努力を重ねていってほしいと思います。
さて、今回、自分の夢や将来の人生設計についての作文を書かれたわけですが、最優秀賞の永吉さんの作文にもありましたが、明確な夢をもって、「夢の実現」にむけて努力することが大切です。「明確な夢」が、まだ見つからない人もいるかもしれません。そのような人も、今、目の前のことに全力を出しきることです。
太平次が14歳のとき、船に乗って琉球に行きました。大きな夢を描いて、「夢こそ人生を築きあげる設計図である」と、困難をもろともせず乗り越え次々と成功をおさめていったのです。
サッカーの全日本侍ジャパンの岡田元監督は『苦しい、もうどうしようもない、もう手が出ない。でも、それがどん底まで行ってしまうと足がつくんですよ。無心になんか、なかなかなれないけど、そういうどん底のところで苦しみながらも耐えたらスイッチが入ってくる』と言っています。
鹿児島には「若けとっの難儀は、こてでん、せえ」という言葉があります。「苦難は幸福の門」ともいわれます。困難が人間を成長させるのです。
薩摩藩では、郷中教育がおこなわれていました。6歳から14歳までを「稚児」15歳から25歳までを「二才」と言いました。皆さん方の年齢がちょうど境になっていたのです。大人の仲間入りをするときです。
14歳という年齢は、自分の将来を考える時期であり、今の自分を見つめ、自分の今後の生き方を考えるいい時期でもあります。このような中学2年生に貴重な機会を提供して下さっております「ヤマキの会」の皆様に心から感謝申し上げます。
最後になりますが中学生の皆さんの今後のご活躍と、保護者の皆様そしてご参集の皆様方のますますのご健勝とご多幸を祈念して「励ましの言葉」といたします。
中小企業基盤整備機構が主催する中小企業会計啓発・普及セミナー「不況に打ち勝つ事業計画の作成〜経営強化の体質作り〜」テキストから経営力に関する文を紹介します。
(1)『受注開拓力』
@期日に代金を確実に回収できる、儲けさせてくれるお客様に販売したい。
A当社の商品をたくさん販売してくれる、経営力のある会社と付き合いたい。
B良い商品を切らさないで供給してくれる、仕入先と取引したい。
C倒産しない、財政的に安定し成長する仕入先に、支援してほしい。
D良い得意先、仕入先に恵まれて経営することが資金・利益の源泉となる。
(2)『経営分析力』
@損益計算書の売上高総利益率(粗利益率)を見ると、他社と比較した売買効率が分かる。仕入、販売を工夫する方法が見えてくる。
A経常利益(率)で、経営の良し悪しを判断できる。どんな経費が多いのか、金利負担が多いか少ないかがわかってくる。
B売掛金、在庫がたくさんあると、資金繰りがキツイ。在庫切れによる販売ロスと、在庫負担によって発生する資金負担の関係を理解し、改善できる。
C借入金合計と、返済原資である利益を比べると、何年で返済できるかがわかる。後継者への事業承継が見える、経営改善に必要な年数も判断できる。
D自己資本比率は、創業から現在までの経営努力の凝縮。どのように改善して、純資産を増加させていくのかがわかる。
E経営を高度化する具体的方法がわかるので、改善に取り組める。
(3)『資金調達力』
@金融機関は借入金を期日に、キッチリ払ってくれるお客様に融資したい。
A将来、設備投資のできる成長企業には、資金をたくさん提供したい。
B事業計画があり、高い経営力があれば、安心して融資できる。
C財政基盤がしっかりしており、安定している会社は確実に回収できる。
D国は金融機関に対し、お客様が良い企業になるように指導してほしいという基本方針(リレーションシップバンキング)をもっている。そのためにも、経営が判断できる決算書が必要になってくる。
以上の3つの力を向上させるためには、「会計情報としての、正しい決算書が大切」
@ 税金の申告だけに決算書を使うのはもったいない。『税金の申告』だけに決算書を活用すると決算書作成のコストが高くつく。
A 経営の目的である経営理念の実現による「豊かな生活」を実現させるために、決算書を上手に使うことが「中小企業の会計の目的」と考えるとよくわかる。
B 決算書を、いろいろな用途に積極的に使っていくことで『経営が高度化』する。
謹んで新春のご挨拶を申し上げます。皆様にはお揃いで2011 年、平成23 年の輝かしい新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。旧年中のご活躍に敬意を表し、お礼申し上げますとともに、今後さらなるご発展をご祈念申し上げます。
今年の私のキーワードは「信頼」です。家庭で、職場で、その他の組織内で、地域社会で、国家間で、相互の信頼関係が大変重要だと思います。
元国税庁長官、TKC 全国会会長の大武健一郎会長が「「信頼」の仕組みが日本を救う」と題した講演の記録があります。昨年9 月のTKC 東北会の秋季大学のものです。一部を引用紹介します。
〜マクロ政策ではなく一軒一軒の企業を助けるしかない。そこで大きな意味を持ってくるのが、「記帳適時性証明書」です。「信頼」という観点からこれぐらい大切なものはありません。なぜなら金融機関はもっと貸したいんだけれど、企業の帳簿が信頼できない、逆に言えば、信頼できる帳簿が企業から提示され未来会計までちゃんと示されておれば、たとえ後ろ向きの資金であっても、理に適った経営計画が伴っておれば安心して貸せるのです。
帳簿の作成過程、決算報告書との一体性、電子申告の状況を第三者が証明するのが「記帳適時性証明書」です。皆さんは「信頼」の上に立って仕事をし、生活をしておられ、それを当り前のように思っているかもしれませんが、そもそも「信頼」を前提にした人間関係を作るのは極めて難しいのが世界の常識なんです。変化の時代、本当に何が起きるかわからない。その意味では、「信頼」の証である帳簿に基づいて、商売もしなければならないし、金融機関にも借りたお金を返さなければならない。まさにそのベースとなるすべてが帳簿にはある。「信頼」の証である帳簿をテコにして日本経済をよくしなければならない。〜
もう一つの文を紹介します。社団法人倫理研究所法人局から発行される「今週の倫理」693 号「家族の絆を強固にし 事業活動に活かす」からです。
〜人と人とのつながり、人と物とのつながり、つながりの自覚がないと「自分は自分」「関係ない」という無関心が「崩壊」につながります。その崩壊を食い止めるのは、まず一番身近な「家庭」において家族間の「信頼」の絆を強固にすることです。そしてそれらを事業活動に反映させるのです。
・親が手本を示す=トップが率先垂範
・祖先とのつながりを深める=創業の精神を忘れない
・家庭での決めごとを大切にする=お客様や取引先との約束を厳守する家庭は「人間関係の縮図」です。夫婦・親子の絆を盤石なものとし、事業経営において持てる力を存分に発揮していこうではありませんか。〜
税理士法第1 条(税理士の使命)に、「税理士は、〜納税者の信頼に応え〜」とあります。
「信頼」の輪を広げていきたいものです。
| 今林重夫税理士事務所
株式会社今林会計は TKC全国会会員です |
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| 南九州税理士会所属 |
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