経審評点アップのワンポイント講座

経営事項審査に平成20年1月、新たな8指標による評価体系が設定されました。
その新指標に基づき、経審評点アップのためのワンポイントをお教えします。

負債抵抗力指標の向上

 この指標を向上させるには、支払利息の軽減及び負債全体の軽減が必要です。

 1.負債の削減について
 これを削減するために一度、定期預金の解約などによる借入金返済を検討しましょう。

 2.支払利息の削減について
 借入金が削減されれば当然、支払利息も削減されるはずですが、今一度利率の引下げが可能でないか銀行等と交渉しましょう。
 また社長借入金に利息を支払っている場合には当分の間、免除できないか検討しましょう。

収益性・効率性指標の向上

 収益性・効率性指標の向上には、総資本売上総利益の向上及び売上高経常利益率の向上が必要です。

 従来は営業利益にも着目していましたが今回の改正では、それがなくなりました。両方を向上させるには、売上総利益率(粗利益率)の向上がポイントです。経費の内、製造原価ではなく販管費にもっていけるものがないか確認しましょう。

 一時的な減価償却費の計上の取り止めも可能であれば検討課題です。

財務健全指標の向上

 財務健全指標では、とにかく自己資本比率の向上と固定資産の削減がポイントです。

 むやみに配当をすることは控え、不要な固定資産の処分やリースへの切り替え(但し、現在はリース会計基準により固定資産計上が原則)を検討しましょう。

絶対的力量指標の向上

絶対的力量指標として、営業キャッシュフロー額と利益剰余金額の増大が必要です。

売掛債権の早期回収や在庫の縮小化の徹底をはかりましょう。

利益剰余金は配当を控えることにより対処しましょう。