社会科学散策
帯広市にはグリーンパークという市南西に位置する公園があります。そこを平成3年頃から散策やジョギングをし続けています。 歩いている時さまざまなことを考えます。 グリーンパークの横には緑ヶ丘公園、百年記念館、帯広美術館が立ち並び、まさに帯広市の文化・芸術の宝庫の地です。そこを散策しながら考えついたことを記していきます。

社会科学体系
社会科学の体系については法律分野、経済学分野、経営学・会計学分野等を構成し哲学、心理学、文学等の人文科学、自然科学等があります。 社会科学を中心に考えていきます。
―社会科学―
・法律学
<租税法> 9月10日租税法務学会札幌支部では私ともう一人の先生が報告をしました。 私は国民主権主義的租税説と申告納税制度確保説について。 もう一人の先生は租税教育と裁決事例集についてでした。 東京の税理士さんが租税教育で、キリスト系の学校において徴税人の話をしたということです。 イエスキリストの弟子12人の中にマタイがいました。マタイは徴税人の出身だったそうです。この当時のイスラエルはローマ帝国を宗首国とし税金はローマに納めるため、ローマから「これだけの額」といわれると、これを請け負い差額は徴税人が徴収したとか。マタイがイエスと出会ったときマタイの家で大宴会が行われていたと聖書に記載されています。(マルコ福音書2章 14以下)イスラエル人には他に神殿税もあり、あのキリストも「王が民から取るのが税金だろうに、神の王子である私が神の家である神殿に税を納めるなんてね」と冗談を言いながら神殿税を納めています。(マタイ福音書17章 24以下)徴税人は今の税務署の公務員の方とは全然違います。イスラエル人は自分以外を異邦人としローマへの思いを徴税人に向けています。徴税人は嫌われていたようです。当時のローマ帝国の税金は地租、相続税、売上税、人頭税、関税、奴隷解放税、通行税、領主の税金、神殿税等です。2000年前なのに数多くあったんですね。 私は家が仏教でキリスト教についてはなにも知りませんが、マタイに声をかけたキリストの寛大さ、と聖書にも記されているとは研究不足でした。
(07‘09’11)
・経済学
<三十年は歴史となる> 先日TKC出版「元気手帳」をめくっていましたら、35頁に 『十年偉大なり 二十年畏るべし 三十年にして歴史となる』 と記されていました。 自分が人生のなかで継続し続けてきたものが何かと思いましたら大学一年時から読み続けてきた日本経済新聞でした。 大学入学と同時に日本経済新聞の専売所に入所し新聞配達をしながら大学に通っていました。初めて日経新聞を読んだとき、後ろから3枚しか読めず前から読むにはそれなりの月数を要しました。当時「やさしい経済教室」という欄があり、日経販売所の方が実習に来たときその欄のレベルを聞いたら、“やさしいという名の難しい経済教室です”と言われ、納得した経緯がありました。 18歳から現在の54歳までの36年間読み続け、自分にとって唯一の歴史なのかと思っています。日本経済新聞は本当に良い新聞です。今は日本経済新聞以外に流通新聞、日本農業新聞、北海道新聞、十勝毎日新聞と三紙のひとつを読んでいます。読み比べて株価欄と死亡欄だけは真理とおもいました。
(07‘09’09)
・経営学、会計学
TKC北海道会、第31回秋季大会に参加しました。生き残る企業の条件というテーマで、八起会会長、野口誠一氏の基調講演が行われました。 その講演では自らの体験を踏まえて話をされました。 『経営者の目的は会社を潰さないことであり、金に対して心と体のバランスを保つことである。知っていることと実務能力は関係なく、実務能力を養う智恵の出てこない人はダメであり、商売が繁盛して金が入り自信過剰となり自分が小さくなる。 経営者はお金が回っているうちは相談に来ず、相談に来たときは時すでに遅しである。借金を重ねて半年後につぶれる。 北海道の人間は東京に逃げてくるのが多い。住所不定の苦しさを知らない。病気になれない。仮に住むところがあっても、人目を避けて暮らすうちに、ウツ病になり最後は自殺するケースが多い。死んでたまるかという意地が大事であり、個人の保険で償うといい自殺するのは最悪のケースである。 再起できる人は明日のことで苦しむ。ダメな人は過去のことで苦しむ。「あのとき××だからこうなった」と。 再起できる人は 1.早起きを実行する 2.精神面での自立 3.夫婦円満 4.自分の仕事を天職と思う を実行できる人である。』 体験による深い話でした。配布されたレジュメにはさらに「倒産する社長の共通項目」がありました。 自己中心的で悪いことはすべて他人のせいにし、嫌いなこと苦手なことを避けたがる。真の勇気がなく頭で分かっていてもなかなか実行しない。頼まれたらノーと言えないお人好しで、逆に寛大な心はなく反省心の欠如、働きすぎ遊びすぎで時間がない。あげく金銭感覚が欠如し、公私混同している。 さらに野口氏によると再起できない15条として下記が列記されています。 1.怠け者でマイナス思考 2.時間を無駄にする 3.絶対再起する心構えが不足 4.確かな目標と目的がない 5.非情さが足りず、相変わらずお人好しで何ら変わっていない 6.世の中のこと、自分のこと全てに甘い 7.お金が無い 8.なぜ失敗したか、確かな分析、反省がない 9.他人の意見を聞かず素直でない 10.我が強く感謝の念なし 11.知識、知恵不足 12.金銭感覚に乏しい 13.あせりすぎ 14.良き相談者、良き友人が居ない 15.内助の功なし ひとつひとつに納得するものがあります。 また、書物を出版されていますので読んでいただければと思います。
(07‘09’14)
―自然科学―
―人文科学―
・哲学、心理学
・文学
<女流作家、藤原てい> 平成4年に帯広で北海道新聞帯広支社主催の藤原ていのエッセイ教室に入室いたしました。教室での講義が終わり、その後の懇親会でてい先生に「私は新田次郎の八甲田山が大好きで愛読しています。あの話にはリーダーとして学ぶことが多く、リーダーとしてどうあるべきか、本当に勉強になるんですよ」というと、「戻ったら仏壇の新田に報告しておきます」と言われました。藤原ていさんが新田次郎の奥さんであると知らず、驚いた私はこのときのことを今でも鮮明に覚えています。 また藤原ていさんの芸術への取り組み方の厳しさは今も心に残っております。
(07‘09’10)
―その他―
・市政
9月11日「第四回おびひろ市民みらい会議」に参加しました。 市民が59名集まり帯広市のむこう10年のあり方について指針を話し合います。「産業・経済」「環境・生活」「子育て・教育」「安心・安全」「市民協働」に分かれて議論します。 私は産業・経済に属し、農林業、工業、商業、観光産業、企業育成、雇用、労働市場の確保・拡大、中心市街地・広域横断的連携、長期的展望の分野について議論しています。 各分野の方と討議をさせていただき勉強になりました。またプロモーションやプロデュースの参考となりました。 この会議の内容が一冊の小冊子となり市長に提出されるという事です。 公表段階ではないので詳細については記述できませんが、各層から出された課題のリストは仕事に使えるものばかりでした。 市政が市民に何をやったかのではなく、市民が市政になにをやったかです。
(07‘09’12)
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