☆☆☆ 指揮者が演奏するのではない!! ☆☆☆
日本人が何気なくする3・3・7拍子は、外国人にはできません。
他の人たちと手拍子を合わせることが、リハーサルなしではできないのです。
日本人が3・3・7拍子のリズムをとると、どうして全員が自然にそろうのか、これは外国人にとって大きなナゾです。
また、3・3・7拍子をしたあとの拍手も、ある独特のリズムを持っています。
その拍手は、みんなバラバラにたたいているようですが、きれいなメロディーを生み出します。
拍手というのは、その場にいるそれぞれの人が同時に手をたたいているわけではありません。
バラバラバラとたたきながら、あるリズムを作り出しているのです。
これは、外国人にはできません。
「誰かが無線でも使って、指示をしているのではないか」とさえ疑います。
上司は、自分のファミリーの中に、拍手のような目に見えないリズムを作っていかなければなりません。
「ほう・れん・そう」(報告・連絡・相談)も一つのリズム、営業をするのも一つのリズム、残業をこのへんでやめて帰るのも一つのリズム、決定を下すのも一つのリズム、なのです。
そうすることによって、ファミリーが効率よく動いていくのです。
リズムは、2分の1で刻む人もいれば、4分の1で刻む人もいます。
それがうまいぐあいに組み合わさって、一つのハーモニーになります。
部下は、会社のリズムにうまくのれると、自分の力以上の力を発揮できます。
逆に、リズムにのり切れないと、自分本来の力が生かせません。
スキーの回転競技を見ていると、速い人ほど速く滑っているようには見えません。
でも、リズミカルです。
すると、トータルのスピードがすごく速くなるのです。
見た目は速いけれども、トータルでは秒数がかかった人は、リズムが悪いのです。
これは、仕事の時間の使い方とまったく同じです。
上司の仕事は、リズムを刻むメトロノームになることです。
しかも、ここは速く、ここは遅くと変化させて、オーケストラの指揮者のようにリズムを作るのです。
指揮者自身が演奏するのではありません。
音楽は、全員で作り出す一種の時間芸術です。
会社の仕事は、時間芸術であり、空間芸術です。
チームであるモノを作り出していく、総合芸術です。
上司が楽器を奏でたり、歌を歌うのではありません。
上司がチームに見えないリズムを作り出せば、それぞれが目立つこともできるし、より大きな力を生み出すことができるのです。
◆人を動かすヒント◆
部下よりも、目立たないように気をつけよう!! |