菅原会計事務所  サンネット株式会社 TaxHouse 鈴鹿店

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経営体力診断室

私たち人間にとっては健康な体を保つことは大切です。企業も同じです。企業も生き物で、健全な体質もあれば、また病弱な体質もあります。人間は病状が悪化し、最悪の場合には、死に至る場合があります。企業も同じく、経営の過程でさまざまな病気に罹り、病状を悪化させ、企業の死を意味する倒産を余儀なくされる場合もあります。
企業も人間と同じく、定期的な健康診断を実施して、その体質に適応する対策を講じ、常に健康な経営を続けていけるようにしなくてはなりません。
「経営体力診断室」は中小企業がかかりやすい病気の症状とその処方箋をまとめたものです。下記の病気の症状が現れたならば、処方箋を施し健康体を維持してください。

◎『数字ヨワイヨワイ病』(別名『ドンブリ勘定病』)――経営者、経営幹部が数字を敬遠し、数字をもとに行動をしていない。

●主な症状
・経営者または経営幹部が「数字に弱い」ということを自慢にしている。
・数字は言葉であるのに、数字で物事を進めず、抽象的な言葉で仕事を進めている。従って、抽象的な指示にとどまり目標管理ができていない。そのため仕事の結果を数字で表現することが出来ていない。
・決算書が読めない、決算書を見ようとしない。決算書を見ても、売上高がいくらか、黒字か、赤字かを見るくらい。
・経営分析ができないため、自社の問題点を把握できていない。経営上の標準数値、同業他社の経営数字が頭の中に入っていない。
・経営がどんぶり勘定で,行き当りばったり経営になっている。計数感覚に乏しく、カンに頼った経営をしている。経営上の判断を数字でする感覚が乏しい。
・数字のこと、帳簿記帳、決算は顧問税理士にまかせっきり。
○処方箋■
・「経営は数字で動いている、経営は数字に始まり、数字に終わる」といわれる。従って、経営者は経営をしている限り数字から逃れることは出来ない。数字を基にしていろんな戦略や戦術を練るのが経営である。経営者は「数字に弱い」というのは自慢にならないということを最初に認識する必要がある。
・毎日出てくる数字は過去のものだが、行動した結果、出てきた数字であり、経営方針・行動に間違いがあれば、数字がおかしくなる。数字はウソをつかない。そして、そのおかしな数字の原因を見つける習慣をつけることによって、計数感覚が磨かれ、数字に敏感になる。経営感覚を磨くことは経営体力を高めることになる。
・決算書は数字に強くなるツールである。決算書を手元において常時活用すること。決算書をよく読めば行動まで反省できる。
・会社のあるべき姿、目標を数字で表現してみる、それには経営計画書を作るのが一番良い。それによって数字に強くなる。