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ちょっと一息…

当事務所の所長や職員が寄稿や紹介された文章など事務所に関する“ちょっと一息つく”ページをお楽しみ下さい。

◆ 無料税務相談会を開催 ◆

週刊 税のしるべ 第2827号
発行所: 財団法人 大蔵財務協会
発行日:2008年3月10日 掲載:8ページ〔北陸版〕

税理士記念日に無料税務相談会を開催
- 能登半島地震の被災者を対象 -

北陸税理士会

北陸税理士会は2月23日、24日の両日、七尾市の七尾サンライフプラザと輪島市ふれあい健康センターで、能登半島地震の被災者を対象とした税理士による無料相談会を開催した。

能登半島地震によって居住用家屋や家財、自家用車などに損害を受けた被災者は、一定の手続きをすることで、雑損控除や災害減免法に定める軽減免除等と受けることができる。

北陸税理士会では今年に入り11会場において各税務署との共済で被災者説明会を実施してきた。説明会は平日に開催してきたこともありサラリーマンらの利便性も考え、「税理士記念日」に合わせ、今回の無料税務相談会を税理士会独自で行ったもの。開催前日には、新聞や防災無線での呼びかけも行った。

北陸税理士会七尾支部の所司久雄支部長は「この相談会が、少しでも被災者の方々の一助になれば幸いです。はやく活気のある能登に戻ってほしい」と語った。
写真:2008.2.23 七尾会場の様子


◆  ひと! ◆

週刊 税のしるべ 第2826号
発行所: 財団法人 大蔵財務協会 発行日:2008年3月3日 掲載:3ページ


ひと! 北陸税理士会七尾支部支部長 所司 久雄

被災者に無料税務相談会

平成19年3月25日に発生した能登半島地震は、石川県を中心に大きな被害をもたらした。北陸税理士会では、地震発生直後から会員を対象に行った募金と全国の税理士会から寄せられた義援金合わせて、1000万円を超える見舞金を同県災害対策本部に届けている。

また、「税の面での援助しかできませんが、被災者の方々に少しでも救済の手を差し伸べることができれば」と北陸税理士会七尾支部の所司久雄支部長が話すように、2月23,24日の両日、七尾と輪島地区の被災者に対する北陸税理士会独自の無料税務相談会を開催した。

能登半島地震で、居住用家屋や家財、自家用車などに被害を受けた被災者は、一定の手続きをすることによって、税務上災害減免措置や雑損控除などの適用を受けることができる。

事前のPRもチラシなどを作成し町内で回覧を実施、各市町村の広報誌に取り上げてもらった。

「新聞にも記事として掲載してもらいました。また、開催前日には防災無線での呼び掛けも行いました」と広報活動も積極的に展開した。

所司支部長は「能登はもともと自然に恵まれた土地です。早く町中に活気と元気を取り戻し、県内外から多くの方々が能登を訪れ交流できる場所になってほしい」と語った。

趣味はゴルフ。「時間に余裕のある時は、気分転換も兼ねて体を動かすようにしています」と。七尾市在住。58歳。

(疋)


◆ おじゃまします 支部長さん 七尾支部 ◆

北陸税理士界 第471号
発行所: 北陸税理士会
発行日:2008年1月20日 掲載:49ページ

おじゃまします 支部長さん 七尾支部

みぞれまじりの雨が降る師走の初め、七尾支部長の所司支部長にお話をうかがいました。

1.支部運営について
「支部長として、腕まくりで」というよりは、淡々として次につなげて行こうという、駅伝のランナーのような気分ですかね。支部運営での懸念は、やはり会員の高齢化でしょうか。しばらくこの傾向は避けられないと思っています。とはいっても年齢幅も広く、多士済々のメンバーがそろっていますし、大きすぎない支部という連帯感もあって、運営面では何も心配していません。

2.税理士業界の抱えている問題点について
他の支部長さんもおっしゃいますが、規制緩和の中で、税理士の無償独占制度や強制入会制度が今後も維持できるかが大きな問題だと思っています。

3.一税理士としての過去、未来について
29歳で登録開業してから約30年が経ちました。初めの頃は先代の父と比較されたりして、自分の色が出せるようになったのは10数年前からでしょうか。そういう中でも、関与先から信頼され、社会からも頼りにされる存在でありたいとやってきましたし、これからもそうありたいと思っています。将来、後継者に引き継ぐ時には、充実した税理士事務所になっていれば幸いですね。

4.事務所経営から
関与先からの金融や経営のイレギュラーな相談が増えました。税務相談の方が少ないくらいです。そういう意味では、話を聞いてあげる、いわばカウンセラー的な側面も我々の仕事の一つといえるのかもしれません。

5.健康管理
趣味のゴルフで健康管理にいそしんでいますが、最近は、フィットネスクラブに通い始めて、汗を流しています。

6.職員さんからの一言
職員には「厳しくまた甘く」という先生で、フランク(率直)なところが・・・らしさだと思っています。海外からの留学生を受け入れたりできるのも、そういうフランクさあってのことでしょうか。また、先生を見ていて一番思うのは職業意識の高さです。それにはいつも脱帽しています。何だかんだいってもストレスがたまる立場なので、うまく発散してくれればと思います。

プロフィール
■生年月日  昭和24年12月20日生
■家族構成  妻、長女
■趣味    ゴルフ 陶芸
■血液型   O型
■座右の銘  「感謝」

[後記]
勝手な印象ですが、遊びに行ったら大きい湯飲みを差し出して「ほい、これ飲め」といったような楽チンさや暖かさを感じます。いや本当は各方面にいろいろ気をつかっているとは思うのですよ(笑)。印象的だったのは、受験中だった26歳の時にお父上が亡くなったということでした。それからの日々・・・推して知るべしだと思います。これからもご壮健でありますように。
〔取材 谷内文弘〕


◆ なぜ、事業承継が大切なのか?まず、何から始めればいいのか? ◆

ななお商工会議所だより440号(8月号)
企画発行:七尾商工会議所総務企画委員会 発行日:2007年8月10日 掲載:4ページ

事業承継セミナーを開く“円滑な事業承継のための対策”

当所は7月30日(月)、財団法人石川県産業創設支援機構が主催する『事業承継意識啓発セミナーin七尾 ~中小企業の円滑な事業承継のために~』を主催で開催した。

講師には当所の商工調停士の所司久雄氏(所司会計事務所所長)が努め、事業経営者に対する経営安定、事業再生・転換、相続・譲渡等への相談指導の実例を交えながら、事業承継を円滑に進めるポイントと手順を説明した。

「なぜ、事業承継が大切なのか?」では、中小企業経営者の高齢化が進む一方、後継者不在によって廃業するケースが増え、又スムーズな事業承継ができていないと、業績悪化など経営にも悪影響を及ぼす。したがって、いまや事業承継対策は中小企業にとって会社(事業)と自分自身の将来に関わる大きな問題として、いつかは訪れる、避けては通れない重要な課題となっているからである。

「まず、何から始めればよいのか?」では、事業の継続性を確保しながら、財産や自社株の評価、生前贈与など相続税・贈与税とあわせた対策を考えていくことからである。

これから実践する基本的な手順は、大きくⅠ事業承継計画の作成とⅡ具体的対策の実行に大別される。Ⅰは①事業(自信)の現状の把握、②承継の方法・後継者の確定、③事業承継計画(中長期の経営計画に、事業の承継の時期、具体的な対策を盛り込んだもの)の作成の手順で実践し、Ⅱは事業承継の方法として①親族内承継、②外部から雇い入れ・従業員等への承継、③M&A(合併と買収)の選択肢から決定し、後継者を確定することである。①と②に共通する実行のポイントは、関係者の理解、後継者教育、財産・株式分配で、③は親族や従業員等に後継者候補がいない場合の選択肢である。

最後に所司講師は、事業承継に当たっては、「様々な問題が発生すること、できるだけ早い時期から検討、準備に取り組むことが最も効果がある」と事業承継対策の必要性を説いた。


◆e-Taxの積極的な利用と普及拡大に表彰される ◆


H19年6月6日に七尾税務署より国税電子申告・納税システム(e-Tax)の積極的な利用と関与先納税者に利用を促すなどその普及拡大に協力した会計事務所の1つに選ばれ、感謝状の表彰を受けました。これも関与先の皆様のご理解があってのことです。ありがとうございます。今後も、電子申告・納税により一層積極的に取り組んでいきたいと存じます。
写真:所司所長と税務署長


◆七尾の自然が与えた「感性」という名の贈り物 ◆

TKC全国会会報 『TKC』 2006年11月号
会員交遊抄 No.8
発行所:TKC全国会 発行日:2006年11月 掲載:118~9ページ

七尾の自然が与えた「感性」という名の贈り物

辻口 博啓(パティシエ)&所司 久雄

パティシエのW杯「クープ・ド・モンド」での世界一を皮切りに、数々の世界大会で優勝を果たした辻口博啓氏。かたや、北陸一を目指す税理士・所司久雄会員。現在39歳の辻口氏と、57歳の所司会員との年齢を超えた交流は、故郷・七尾の商店街を活性しようという想いから生まれた。 今回、久しぶりの再会で故郷やスイーツの話に花を咲かせた。


友人宅で恋に落ちたショートケーキ

 ある日曜日の昼下がり。東京・自由が丘の駅から続く緩やかな坂道には、地図を片手に歩く人の姿が絶えない。地方からわざわざ出てきたのであろう。中には、大きなボストンバックを抱えている人もいる。

 人々が目指すのは“聖なる丘”。フランス語で「モンサンクレール」と名付けられた一軒のケーキ屋がその到着を静かに待つ。

 「モンサンクレール」のオーナーシェフ・辻口博啓氏は、1997年にパティシエのW杯と言われる「クープ・ド・モンド」で世界一となった。

 「世界の頂点に立つことで、僕の人生は始まると思っていました。例えば、僕が3年間、睡眠時間を削って懸命に働けば、僕よりも3年間キャリアのある人よりも強くなり、絶対に負けるはずはないってね」と語る辻土氏。世界一になるまで数年間、1日平均2時間の睡眠時間で乗り越えた。自宅でピエスモンテ(飴細工)の作成中、思わず便器にもたれかかって寝てしまうこともあった。

 辻口氏をそこまで突き動かした原動力はいったい何だったのだろうか。その答えのヒントは、辻口氏の故郷・石川県七尾市にある。

 七尾の街で辻口氏は恋に落ちた。それは、友達の誕生日会で食べたショートケーキ。老舗和菓子店「紅屋」の跡継ぎとして生まれ育った辻口氏は、それまで洋菓子を口にしたことがなく、初めて口にする生クリームのショートケーキの美味しさにびっくり。思わず、生クリームのついた皿を舐めずにはいられなかった。このショートケーキへの一目惚れが、辻口氏にパティシエという夢を与えたのだ。

 所司久雄会員(北陸会)は、辻口氏の第一印象を、「まだ若いのに、しっかりた中身のある人だなと思いました」と振り返る。年齢が一回り以上離れている2人の出会いは、今から約3年前にさかのぼる。2人は各々の立場から、七尾市の商店街活性化プロジェクトに参加している。そのプロジェクトで辻口氏に関心を抱いた所司会員が、直接「モンサンクレール」を訪れたことから交流が始まった。また、所司会員の事務所職員が、辻口氏の1番の友人の先輩にあたるという偶然も重なり、2人は距離を縮めた。


 逆境に打ち克つ力を与えた故郷

 ちなみに、「紅屋のお坊ちゃん」だった辻口氏が恋したのは「ボンボン」という店のショートケーキ。所司会員も亡き父親から事務所を引き継いだ2代目なので、「僕たちボンボンですよね(笑)」とおどける辻口氏だが、18歳まで過ごした七尾の街には、良い思い出だけが詰まっているとは言い難い。

 「いつか父親の作った和菓子と、僕が作ったケーキを紅屋に並べて、七尾の人たちに美味しい感動を与えたい」という辻口氏の夢が、立ち消される出来事があった。紅屋の倒産だ。借金の保証人となった辻口氏の父親は失踪してしまった。

 しかし、「元・紅屋のお坊ちゃん」のケーキに対する情熱は、そんなことには屈しなかった。「むしろ、今は紅屋が倒産してくれてよかったと思います。最初は頭にきたけど、そんな父親がいたからこそ今の自分があると感謝しています」と言い切る辻口氏。

 「『弁当を忘れても、傘は忘れるな』って言うように、いつもグレーがかった空、半端内冬の寒さの下で生まれ育ったのにタフですよね」と所司会員は感心する。七尾の厳しい自然環境は、自ずと逆境に打ち克つ力を辻口氏に与えていたのである。


感性を磨き常識を覆していきたい

 辻口氏も所司氏も、揃っていう言葉がある。仕事は感性――。幼い頃釣りで興じた海、アケビ採りに夢中になった山に恵まれる七尾の自然はまた、2人に「感性」という贈り物を与えた。そして、共にそれを伸ばす努力を怠らない。

 「1つのことに執着していては、前に進みません。常に感性を研ぎ澄ましていたいのです」という所司会員。東京でも関与先を増やし、北陸のナンバーワン税理士を目指している。

 フランスで修行を積んだ辻口氏も同様に、「フランス菓子の伝統的な配合を覚え込むことも大事ですが、それだけでは勝負できません。感性には限界がないと感じています」と言う。 辻口氏の手がけるケーキの特徴は、まさに「和と洋のハーモニー」。柚や抹茶など、従来洋菓子には難しいとされていた食材にも挑んでいる。スイーツの常識を覆すことが、夢なのだと言う。「フランス菓子では、お米でスイーツを作ることはタブーです。しかし、アレルギーで小麦粉を食べられない子供達が世界中にはたくさんいます。そういう子供たちのために新しいスイーツを産み出したいのです」とその情熱は尽きない。
 そんな辻口氏を所司会員は、「七尾が誇る人物ですね。私は『頑張れ、頑張れ』と旗を振る応援団ですよ」と、兄のような眼差しで微笑む。

(構成/TKC出版 松崎智恵)


◆飯塚毅先生追悼集によせて ◆

飯塚毅先生追悼集  『自利トハ利他ヲイフ』
発行所:TKC全国会  出版:2005年7月  掲載:210ページ

能登七尾湾の釣りの思いで
TKC北陸会 所司 久雄

昭和57年7月4日に石川県七尾市和倉温泉・加賀屋にて私の地元、石川二区(現石川三区)選出の衆議院議員瓦力代議士と飯塚会長、青木郁二近畿会会長、佐賀敏石川県支部長及び地元TKC会員が出席してTKC全国政経研究会の三者契約式並びに後援会発足式が行われました。

その日、飯塚会長は加賀屋で一泊され翌日ご帰京の予定でした。瓦代議士とのセレモニーが無事終了し、お部屋に戻られた会長が窓からみえる万葉の海・七尾湾を眺めながら、「おだやかな海だなァ。明日の朝、魚つりがしてみたい。」と言われました。それからが大変。会長は釣り用の普段着を持ってこられていないため、同行されたTKC全国政経研究会の井出紀彦さんが、和倉温泉の街中を駆けずり廻って、スポーツウェアと28cmのスポーツシューズを用意されました。

翌朝5時半、加賀屋から手配された釣舟に、会長、井出さん、そして私と三人が乗り込み、魚つりに出かけました。釣り場で釣り糸を垂らすと、入れ喰い状態。二時間程で、キスとメゴチが100匹以上釣れました。会長は「このような時間が持てて、リラックスするなァ。」と言われ、大変ご満悦のご様子でした。会長のいつものお姿とは違った一面を見ることができました。それから旅館へ戻り、釣ったキスを塩焼きや天ぷらに料理してもらい、朝餉の膳を賑わしました。会長は「これは、うまい!」と召し上がっておられました。

会長と朝夕を共にし、そして、ご一緒に魚つりを愉しめたことを忘れることができません。