岩田護税理士事務所

成年後見制度と介護施設

　成年後見制度とは、認知症、知的障害、精神障害などの理由で判断能力の不十分な方々は，不動産や預貯金などの財産を管理したり，身のまわりの世話のために介護などのサービスや施設への入所に関する契約)を結んだり，遺産分割の協議をしたりする必要があっても，自分でこれらのことをするのが難しい場合があります。また，自分に不利益な契約であってもよく判断ができずに契約を結んでしまい，悪徳商法の被害にあうおそれもあります。このような判断能力の不十分な方々を保護し，支援するのが成年後見制度です。

　現在はその必要がなくても、近い将来に不安がある場合にはぜひこの制度を利用することをお勧めします。私は後見人として後見契約を交わしている顧問先が有りますので後見制度について詳しくご説明することが可能です。

　また、介護施設に入るときには出来るだけ身内の方が近くにいるところを探すことが肝心ですが２３区内についてはほぼ満室で２～３年待ちという状況です。但し、２３区外についてはまだまだ入れる余地が有るところが有りますので根気よく探してみて下さい。介護施設に入るためには身内が近くにいること、その身内が楽器の演奏などができたり、陶芸教室などの趣味性のあることをできてそれらをボランティアとして介護施設に協力出来るなどの要素があるととても入りやすくなります。それらの特技がある方はぜひ介護施設の入居の際にはボランティアの申し出をすると心証がよくなると思います。私の場合にも親を介護施設に入れるために苦労しましたのでいろいろなアドバイスが出来ると思います。

　最近有料の介護施設に入れる場合には100歳までの資金計画の提出を要求されますのでかなりの資金が必要となります。自宅の一部を売却したりして資金を捻出する方法なども考えられるのでご相談下さい。
成年後見制度についてはこちらのホームページをご参照下さい。
http://www.moj.go.jp/MINJI/minji17.html#a2