所長からのメッセージ

今年も残り少なくなりました

                        R5.12.20

 

 前回の『LGBTQとは何ぞや』以来、メッセージ無しのまま今年も残り少なくなりました。佐藤充孝先生を迎えて、統合事務所の下地造りで今になってしまいました。ウクライナ・ロシア戦争、ハマスvsイスラエル紛争、中国経済崩壊の兆し、言いたい事が沢山ありましたが、考えが纏まりませんでした。

 

 さて、10月からはインボイス制度が始まり、職員も私も面食らっている現状です。欧州の付加価値税(第二法人税)を真似て作ったのが日本の消費税です。海外輸出企業が消費税の輸出還付を受けるためのインボイスを、国内の中小零細事業者にも一律に求めることは言語道断であると私は考えています。

 

 元々帳簿方式を前提として導入された消費税なのに、帳簿方式を真っ向から否定するインボイス方式の更なる導入は詐欺に近いものです。今更国会で成立したものに今更文句も付けられませんが、私としては違和感を禁じ得ません。国税庁Q&Aでの現場合わせの解釈変更も一層混乱をかき立てています。

 

 更に、来年度の税制改正大綱が最近発表されました。減税と言っていますが、複雑さが増すだけで実質がありません。私の本音としては、何もせずに消費税率を単純に10%から8%の単一税率に下げてくれと言いたいです。こんな国民を馬鹿にするような税制案が通るなら、私は、次の選挙では自民党の国会議員の先生方には投票できないと主張したい。

LGBTQとは何ぞや?

                        R5.6.30

  LGBT理解推進法案が国会で採択承認された。誰が何を理解して何を推進したいのだろう。キリスト教を信じる欧米諸国の一部の人間が唱えているらしい。女性参政権から始まり、女性の権利拡大、男女平等、フリーセックス、性差別反対、そして遂にあらゆる性を認めろとのLGBTQ+に至る。

 

 キリスト教の聖典である旧約聖書には、神は自身に似せて人間(アダム)を創り、そのアダムの肋骨1本を抜いて女性(イブ)を創ったと記されている。イスラム教もこの旧約聖書を聖典としている。しかし、イスラム教では男女を超えるLGBTQなんぞは神に背くものとして死をもって贖うものとされている。

 

 日本では、人は祖先から連綿と生を受け継いできた存在とされ、男女という性の違いは生を繋げる役割の違いであると理解されている(私の勝手な理解かもしれないが)。LGBも古くから知られて来たことであり、目くじらを立てるような存在ではないとされてきたと私は思う。

 

 旧約聖書には、『女は男の付属物的な存在である』との思想が伺える。更には、完璧な神は生を紡ぐものとして男女を創造したのであって、LGBTQは絶対に容認できない存在だと私には思えるのだが・・・。イスラム教では、完璧な神の教えに背くものとしてLGBTQなんぞを完全否定している。

 

 地動説により神の絶対性の切り崩しに成功した欧州人は、人間主導の哲学、科学、技術を発展させ、終には神が人間に与えた性差まで切り崩そうとしているのだろうか。不遜になった人間どもを殲滅し新たな人間を創ったとされている(ノアの箱舟)故事を彼らはすっかり忘れてしまっているのだろうか。


今年は良い年になりそう

R5.4.7

  新年のご挨拶以来何の投稿もできずにおりました。佐藤充孝先生という新しい仲間を迎えるにあたり多忙を極めたこともありました。確定申告もやっと終え、一息入れているところです。でも、今年は本当に良い年になりそうです。

 

 まずは、インフルエンザがコロナを駆逐していることです。厚生省の発表でも明らかです。4月中に2類からの変更をしても良いのではと個人的に思います。次に、WBC日本優勝です。心技体共にMBLに引けを取らない水準になったことが証明されました。日本人の行動が世界によく理解されたと思います。

 

 いま世界中がコロナ後のインフレに悩み、金融引き締めによる景気悪化と失業問題に直面しています。更には、銀行倒産による金融不安の気配に世界中が怯え始めております。日本では、諸物価の値上がりも極端ではなく、為替も安定(130円/ドル)し株価も28,000円代に回復しました。従来から不安視されてきた地方銀行問題は、この流れの中で再編が加速され整備されると思います。

 

 1年以上続くロシア・ウクライナ戦争により、日本人の国防意識はかなり揺さぶられ覚醒した感があります。『自ら立ち上がらない国を助ける国はない』と多くの国民は得心したことでしょう。『国防あっての日常生活、後世の日常生活を守るのが国防』と私も含め多くの日本人は強く意識し肝に銘じたと思います。


これからの世界

R4.12.9

  前回の投稿(R4.8.3)以来次の投稿ができなかった。安倍晋三首相が暗殺されたことのショックは余りにも大きかった。日本社会が失いかけた歴史と伝統に裏打ちされた保守的な価値観が雪崩を打って崩壊するのではないかと心配していた。テレビ・新聞の愚劣さは相変わらずだが、SNSの世界は急速な進歩・発展を遂げつつあり、新たな時代に繋がると期待できるようになった。

  米国産の巨大システムながら、工夫を凝らしBANされるのを避けつつ世界で一番使いこなしているのは実は日本人なのではと私は感じるようになった。機材の進歩もあるが、個人が自分だけのTV・ラジオ局を運用できる時代がきたのである。既存TVや新聞が同じ論調を掲げたときは要注意である。

  『米国のトランプがー!』と『日本の安倍がー!はその典型的な例であろう。『EU諸国のプーチンがー!』も同じかも。そんな中、イーロン・マスクがツイッターを買収し大リストラを敢行して話題を攫っている。米左派メディアは異常な批難攻撃を彼に浴びせているのが大変興味深いところである。

  マスク氏は速攻大量解雇でコストカットを図り、内部の偏向運営を晒すことで宣伝効果を狙い、政治的疑惑を示唆することで公平・公正な未来のツイッター像を描いて見せている。大変な戦略家・経営者である。他のSNSも成長の限界に達しており、これを機に大転換をしなければ没落してしまうだろう。

  既存のマスゴミはSNS上のチャンネルの一つとしか残れなくなってしまうことだろう。SNSはプラットホームとしての本来の使命に徹底してほしいものである。所詮人間がやるものである以上、悪用するものが出てくるはず。常に一方向に流されることなく論理的・批判的な目を持ってSNSを利用したいものである。


安倍 晋三 元首相

R4.8.3

  安倍晋三元首相が暗殺された。私は一面識もないが、大変素晴らしい方だったと心から思う。欧米の政治家から高い尊敬と政治的評価を得た稀有な日本の政治家といえる。特に欧州の政治家やエスタプリッシュの連中は、自国の歴史と欧州の近代史に疎い人間を軽蔑しがちである。自国を深く愛し全世界の近代史を熟知した上での安倍さんの思考・戦略には彼等も舌を巻いたと思われる。

  第一次内閣では教育基本法の改正と国民投票法成立を私は高く評価している。孫の時代まで責めを負わせる訳にはいかない為の教育基本法改正であり、憲法改正のための国民投票法はその一里塚ともいえるものであろう。第二次内閣では安倍のミックスを掲げ経済の立て直しを実現した。オバマ大統領広島訪問と首相としての真珠湾訪問及び米国国会での演説により日米関係を大きく改善飛躍させたことの意義は大きい。

  トランプ大統領と共に中国警戒態勢を構築し、インド・太平洋高層を提唱し、専制国家と自由主義国家を対比させた戦略は見事なものである。コロナパンデミックとロシア・ウクライナ紛争により冷ややかであった欧州も目を覚ましたようである。ロシアを凌駕する超専制国家中国の本当の恐ろしさに欧米諸国のみならず日本国民はもっと敏感に反応しなければならない。

  トランプ元大統領を異常なまでに非難し続ける米国既存マスゴミと安倍晋三元首相を憎み続ける日本既存マスゴミの存在は瓜二つである。両者とも既存の枠組みを乗り越えて新たな価値観を提唱したのが恨みを買ってしまったのかもしれない。トランプ元大統領が暗殺されないよう切に祈るだけである。

  安倍晋三元首相の国葬に野党やマスゴミが反対している。国葬の儀は彼の置き土産でもあると私は信じる。これだけ多くの国々から弔意を寄せられた彼の功績を国葬という儀礼で報いるのは、参列者に対する礼儀であり国家としての品格を維持することでもある。更には、岸田首相の世界外交の試金石ともなり、彼と日本の国際評価高める最大最高の機会となることを忘れてはいけない。ここに文章を入力してください

ウクライナ戦争と日本

R4.6.15

  最近Webサイトで陸海空の退役自衛官による座談会を最近良く見ている。海空の華やかな装備面ばかりに目を奪われ勝ちだったが、戦争とは最終的には陸軍の力が雌雄を決することが深く理解できた。又、専守防衛とは逆説的だが自国が戦場になることを前提とした概念であることも良く理解できた。ウクライナとロシアの戦いは正にこのことを私たちに強烈に教えてくれたと思う。

  あらゆる要因を削ぎ落せば、ウクライナは攻められる隙を見せ、ロシアはその隙を狙って侵攻したという単純な結果しか残らない。現代に於いても戦争は避けられないのであれば、反撃できる軍事力を備え友好的な近隣諸国と軍事同盟を結ぶしかない。自国を守る強い意志と相応の軍事力は不可欠であり、それを周囲に知らしめる努力も怠ってはならないと私は確信している。

  神話の時代から日本にも戦はあったがジェノサイドの歴史は無かった。遺跡からも古文書からもジェノサイドの痕跡は残されていない。将棋とチェスはほぼ同様の戦争ゲームだが、将棋には取った敵コマを自陣の兵として使える世界でも稀なルールがある。この明確な相違点は、日本人の歴史・文化的な戦争観の違いから来るものであり、世界唯一とも言える。

  大陸諸国はジェノサイドの歴史ばかりである。その理由は、負けた国は恨みを持ち続け何時の日か復讐するのが当たり前の彼らの歴史に在る。無条件の平和や核廃絶を唱える日本の言説は、彼らにとっては一時凌ぎのカモフラージュとしか映らないのである。相応の軍事力強化の必要性を主張するだけでなく、日本の文化・歴史に根差す日本人の戦争観も強く訴える必要がありそうだ。

ロシアvsウクライナ

R4.5.20

  今回のロシアとウクライナの戦争はとても不思議な戦いだと私は感じている。ソビエト連邦崩壊後、バルカン半島以外の旧東欧諸国は表面上平和裏に独立を果たした。中でもウクライナは歴史的にも言語的にもロシアとの結び付きが強く、全面的な戦争状態に至るとは想像もしていなかった。

  親露政権から親欧政権に代わってからロシアは強引にクリミア半島を併合した。その時欧米はこれほどの反発は見せず、欧米は虚を突かれたように音なしであった。今回は昨年後半から米国が警鐘を鳴らし続けており、ロシア軍はほぼその通りの展開をしてきた。ゼレンスキー大統領に米国は亡命の手筈までしていた。彼は亡命を断固拒否し、ロシア軍は進撃を開始した。

  ロシア軍は首都キエフ囲む手前で停止し、その間にウクライナ軍が思いもかけない反撃を見せた。そんな有効な武器をどこの誰から調達し、何時誰が訓練を施したのだろうか。政情が不安定で経済的にも困窮していたウクライナにそんな準備ができるはずがない。誰が金と武器を出し準備したのか興味深い。

  米国は最初から派兵はしないと宣言し、EU諸国の態度も及び腰であった。本当にプーチンは、欧米は手を出さないと判断したのだろうか。北部方面のロシア軍撤退後、民間人の悲惨な死体の様を見て世界中が反ロシアに回ってしまった。ロシアは完膚なきまでプロパガンダ戦に敗れてしまったようである。

  反米的なEU主要国も米国主導の全面的経済封鎖に同調せざるを得なくなっている。米国主導は明らかだがバイデン大統領主導でもない。日本の岸田首相もこの流れには逆らえず次から次と制裁を宣言実行し始めた。トランプ元米国大統領は、『私なら、そもそもこんな戦争を絶対させないようにしていた』と演説した。この変な戦争は2024年米国大統領選挙まで続きそうである。

オミクロンとウクライナ

R4.3.31

  1/4から3/30時点で陽性認定者は47十万人を超え死亡率は0.20%となった。私の予想では陽性者は数十人/日となるはずであったが外れてしまった。検査を受けない人が激増したのか新たな変異株が出来ているのか理由は解らないが、いずれにしても死亡率がクルーズ船の時と比べ1/10と低いのは幸いである。


  オミクロンの劇的な感染低下が見られず政府の対策をマスゴミが批判し始めた最中2/24突如ロシアがウクライナに侵攻した。マスゴミは大混乱になってしまったようである。ロシアの侵攻が現実化した今、中国の台湾侵攻は差し迫った最大の脅威となってしまったのである。現実的な国防論議は急務である。


  オミクロンもウクライナ戦争も日本の政治家は対症療法的なことしかしてないように見える。防疫体制はどうあるべきかとか日本の国防体制はどうすべきかの議論が全くない。本質的な議論を意識的に避けているとしか私には思えない。新たなウィルスが発生した時、中台戦争が勃発した時どう対応すべきか今から英知を集めて対策を考え準備しなければならない。


  ウィルスは何も言わず我々を襲いパニックに陥れたが、ロシアや中国は長年侵攻を主張してきた。ロシアがウクライナに侵攻した今、中国もそれに倣い台湾へ侵攻して行くことは確実なものと考えなければならない。台湾の制空権を得るためには尖閣諸島を含む日本の領土を占有することが必須となる。ウクライナと同じく日本が先頭に立って戦わなければ米国は動かないであろう。

オミクロンは危険か

R4.2.1

 

 R4.1.12でのオミクロン感染陽性者数は13,000人を超えた。死者数には大幅な増加が見られないのが幸いだ。諸外国の例を見れば一気に100,0000人台まで行くかもしれないが、重篤者や死者の数は限定された数となるだろう。一週間後の19日辺りに次の顛末を記してみたい。(1.13現在)

 

 1.19での感染陽性者数は41,485と発表された。3倍強に跳ね上がるも死者数には15人と限定されており重篤者は260人台となっている。欧米の推移からすれば1月末にはピークを迎えそうである。欧米ではほぼオミクロンに変わり、その死亡率は0.2~0.3%と推定されている。まん防や非常事態の再導入は月末まで待っても遅くは無いと思われる。(1.20現在)

 

 1.31の新規陽性者数は60,838人と発表された。1.2984,930人が今のところ最大値となっている。2~3日間は増加も見られると思うがこのまま終息に向かうと予想される。これから死者数も増えるだろうが0.1%程度の死亡率と予想される。因みに1.4~1.31までの新規陽性者は累計で1,007,233人、死者数は419人、死亡率は0.042%である。

 

 実態は、濃厚接触者を追跡することには既に意味がなく、発症者の早期治療を優先すべき時期に来ているのである。マスゴミは相も変わらず煽っているが先は見えてきたようだ。世の流れが変われば一斉に2類から5類に変更しろと騒ぎ出すのがマスゴミなのかもしれない。本当に危険なのは、オミクロンではなくマスゴミなのではと私は思ってしまう。(2.1現在)

 

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