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明日のためのブログ

久安を恃むこと無かれ 初難を憚ること無かれ(1分15秒でお読みいただけます)

先日下記のようなファックスをいただきました。
『企業は時として、今までやってきたことを見直し、社員全員が先入観や固定観念にとらわれることなく前向きに、意欲的に前進・向上していかなければならないときがあります。

企業が生き延びてゆくためには、発想を変え、“新”を導入し、未知の道を切り開いてゆくことが求められます。新しい発想から生まれた商品やサービスを、社会に提供し続けている企業こそが生き残っているのです。

そのためにはまず、社長自身が攻めの姿勢を本気で打ち出していかなければなりません。

企業も人も、変化を怠っていると時代という波に“あっ”という間に飲み込まれてしまいます。守るべきは守り、変えるべきは思い切って変えてゆくところに、本当の強さが出てきます。

生き残るために常に危機意識を持ち、全てのことに喜んで取り組む。先入観や固定観念にとらわれない前向きで意欲的な精神で、各人が個性を生かしつつ、活き活きと働き抜きましょう。』(今週の倫理 454号より 一部抜粋)

現在は、あらゆる業種において今までの常識が通用しない時代となりました。私たちは『自分の業界には当てはまらない』『そんなことは自分の業界では無理だ。』等々を言い訳として、変化を恐れて現状維持に固執するのではなく、自分の業界の“非常識”(あくまでも良識の範囲内ですが)を意識して、業務に励まなければならないのです。

菜根譚にも『久安を恃むことなかれ 初難を憚ることなかれ』とあります。
初めの困難はどんな事にもついてまわります。でもそれは、私たちが志を持つ限り必ず克服できるのです。最初の困難に尻込みすることなく“新”にチャレンジしていきましょう!

打つ手は無限!(1分25秒でお読みいただけます)

政府は景気の現状について、『企業収益の好調さが家計に波及し、民需主導の緩やかな回復を続けている』という認識を示しているようですが、私たち個人事業者及び中小企業の実感としては如何でしょうか?

正直なところ、依然として景気は悪く先行き不透明で、経営は厳しい状態が続いているのではないかと思います。

私たちはつい、『景気が良くならないとどうにもならない』『同業者も皆売上が落ちているから仕方がない』といった諦めに似た言葉を言ってしまいがちですが、それでは業績は良くなりません。

㈱イエローハット相談役でいらっしゃいます鍵山秀三郎氏は『景気が悪いからといった、自分の手で変えることができないことのせいにしてはいけません。景気が悪いということは横に置いておいて、じゃあどうすれば良いかということです。

不合理で不都合でマイナスな条件のものを、如何に自分の努力と工夫でそれを合理的なものに変えていくか。そういう眼で見ると、いくらでも打つ手があります。

景気のせいにしているような人は、これ以上もう打つ手がないと思い込んでいるだけなのです。(凡事徹底の経営第2巻より抜粋)』とおっしゃっています。

世の中が不況でも、売上を伸ばし利益を上げている会社はどんな業種にも必ずあります。

つまり打ち手は必ずあるということです。

どんな些細な事でも構いません。やれることからまずは1歩を踏み出してゆきましょう!

≪打つ手は無限≫
すばらしい名画よりも
とてもすてきな宝石よりも
もっともっと大切なものを
私はもっている
どんな時でも
どんな苦しい場合でも
愚痴を言わない
参ったと泣きごとを言わない
何か方法はないだろうか
何か方法はあるはずだ
周囲を見回してみよう
いろんな角度から眺めてみよう
人の知恵も借りてみよう
必ず何とかなるものである
なぜなら、打つ手は常に
無限であるからだ

(法人会初代会長・滝口 長太郎)

一隅を照らしましょう!(1分30秒でお読みいただけます)

昨日、『親子で学ぶ仕事観』という特別講演会に参加してまいりました。

その中で講師は、成功するためには3つの原理原則があるとおっしゃっていました。


第一番目は、『より良い人間関係を作れる力』です。

これは、会社経営で成功しようと思ったら、社長は社員から好かれていなければ協力は得られないし、営業マンが営業で成功しようと思ったらお客様から好かれていなければ無理なことで、誰も一人ぼっちでは成功できないからです。


第2番目は、『自分を信じて頑張れる力』です。

これは、成功する人とは、困難にぶつかっても必ず出来ると自分を信じて最後まで頑張れる人であり、その為には自分を認める(自分を好きになる)事が不可欠であるからです。

自分を信じ認めることが“自己信頼”つまり“自信”になるのであり、失敗する人は、あと一歩のところで「自分には無理だ」と自分を信じきれずに諦めてしまっているのです。


第3番目は『人の喜ぶことを自分の喜びとする力』です。

これは、人が喜ぶこと、人から感謝されることをどれだけ出来るかが非常に大事なことで、成功できない人は、人に迷惑をかけることばかりしているから失敗するのであって、世のため人にために頑張ればお金は後から自然についてくるものだからです。



天台宗の開祖である伝教大師最澄は、
『径寸十枚これ国宝に非ず。一隅を照らす、これ即ち国宝なり。』とおっしゃっています。

これは、地位や名誉や財宝は決して尊いものなどではなく、本当に尊いものは、どんな些細な仕事でもそれを喜んでくれる人のために、一所懸命誠実に努力する人であり、その人こそが国宝である、という意味だそうです。

私たちはついつい自分中心に物事を考えてしまいがちですが、商売は決して自分を中心に回っているのではなく、お客様を中心に回っています。

どうすればお客様が喜んでくれるのか、感謝してくれるのかを常に考え、誠実にコツコツと「一隅を照らす」ことが出来るように頑張りましょう!