一年間を振り返って
この一年間を振り返って、真っ先に思い浮かんだのは「事業承継」という事です。
今年は、相続の案件が一年を通じて多くあり、フル対応に追われた感があります。
“事業承継対策”として、後継者問題であったり、株価対策、納税資金対策など、いろいろな言葉が飛び交っています。しかし、
自社株を引き継ぐ際の税金を準備できただけで事業承継が完結するわけではありません。
事業承継の本質は、“経営”を引き継ぐことであり、後継者に会社をバトンタッチした後も、会社が存続発展できる体制を整え
ることこそが対策の目的であり、税務対策はその一部に過ぎません。
自社株承継の対策よりも、後継者の選定、育成、経営体制の構築、社内制度や規定の整備といった「経営承継」を最優先に
取り組むのが先決です。
後継者は、制度の再構築と規定の見直しを怠れば社内外でトラブルの発生が懸念されるため、社内制度や規定を時代の変
化に対応出来るようにしなければなりません。例えば各種ハラスメント、情報漏洩リスク、働き方改革などの課題の対応は時間
を要しますので、事業承継の中でも早い段階から着手する必要があります。
しかし、なんといっても後継者に必要なのは“経営力”を養うことです。それにはやはり、積極経営、積極姿勢を貫く覚悟が必
要ではないでしょうか。
改めまして、長田会計は「会計で会社を強くする」をモットーに自利利他の精神で「関与先企業の永続的発展に貢献する」を掲
げ、信念を持って日々業務に取り組んで参ります。
一年間ありがとうございました。
長田 絹子