いかに健康人生を伸ばせるか
-前田大介氏の講演より-
今年7月、猛暑のさなかでしたが積水ハウスの研修で、立山町のヘルジアンウッドを見学し、前田大介氏の講演を聞いてきました。
前田氏は前田薬品工業の3代目社長として就任し、社名を「MAE」に変えました。
前田はMAE、前へという考えで、製薬会社の役割としていかに健康人生を伸ばせるか、“健康寿命延伸のコンテンツ創造企業へ”との思いから、塗り薬、貼り薬の前田薬品工業、創業67年の老舗企業を継いで、人と社会に新陳代謝を!“しあわせる富山”1000万人の関係人口を作る、を目指しているそうです。
ヘルジアンウッドでは立山町田中上野を拠点とし、レストラン、アロマ工場、イベント広場、サウナ、ガーデン、スパの7つの事業を展開させ、それぞれかかわり合い連動し合っています。
前田氏は学生時代に海外留学を経験し、ふるさと富山県の素晴らしさを、外に出てはじめて実感しました。雄大な立山連峰、きらめく富山湾、見渡す限り続く田園風景、この豊かな原風景の中でのハーブの香り、食、宿泊、トリートメントなど、様々な形で体感してもらい、心も体も本来の豊かな姿へと生き返ってほしい、と思ったそうです。
私は、この若い経営者の情熱と溢れるパワーに圧倒される思いで、一体どこからこの力が出るのか、そしてそれを持続させているのか知りたいと思いました。
結びの言葉にその答えを見つけたのです。
「働くことは人の役に立ち、ありがとうの感謝の言葉が返ってくるような仕事をすること。もし誰からも感謝されなくなり必要とされなくなったら、孤独になり病気になってしまうだろう。自分が必要とされている、役に立っていると思える程大きな喜び、生きる力になるものはない…。」
非常に感動し、共感した研修でした。