所長からのメッセージコーナー

~ 「経営計画」について ~

  

 本年度は“経営計画策定システム(継続MAS)のフル活用” を目標としてスタートしております。


 “継続MAS”は、単なるシステムです。今までたたき台として、社長から翌期の予測として聞き取った数字をもとに、仮の


「翌期経営計画」を提示し、その上で追加・訂正等、一緒に練り上げていくうちに計画が固まり、「よし、これで行きましょう。」


で終わっていたように思います。


 継続MASのフル活用ということは、もっと踏み込んでシステムを活用するということです。そもそも経営計画は、経営者


本人のものであり、夢や理念、進むべき方向性を含め、その思いを数字に表すものですが、数字だけの計画で終わること


のないよう、魂のこもった経営計画は、理念に基づいて、5年後10年後の姿をビジョンとして描き、具体的に行動プランへと


向かう戦略、戦術となっていきます。


 経営計画を策定する上において、最も大切なのは「理念」だと思います。中小企業白書の中で、社会貢献型の経営理念を


打ち出している企業の方が、そうでない企業よりも成長率が高いという調査結果が出ています。


 今後「経営計画」を策定する上において、先ず“経営理念”をしっかり考えてみましょう。会社の存在意義や社会的価値を


中心に据えて自社の理念を打ち出し、必要とされる“良い会社”作りを目指しましょう。