税理士法人化についての当事務所の方針
浅沼会計事務所は早期の税理士法人化を目指しております。
90年代以降、会計事務所を取り巻く経営環境は激変し、複雑化する一方の税制・多額のIT投資の必要性等、従来型の個人事務所形態では専門家としての責任を十分に果たしていくことが困難となっています。
また、標準的な個人会計事務所の業務は定型的な会計処理と税務申告を繰り返すものでありビジネスとしての革新性がありません。革新性のないビジネスは淘汰される宿命にあると考えます。従来型の個人会計事務所の淘汰は必然的に進展していくでしょう。
こうした状況を打破する唯一の道が「税理士法人化」であるといえます。そしてこの法人化は親子で法人を作るといった消極的なものではなく、志を同じくする専門家が結集してこそ初めて戦略的に意義の有るものといえます。
しかし、多くの会計事務所は日々の業務に忙殺されて戦略的展開の機会を逸している状況にあると思います。当事務所は強い意思をもって現状打破を実践してまいりたいと考えています。
税理士法人化が有資格者を採用することで内生的に行われるか、また同じ考えを持つ他事務所との合併によって行われるかはわかりませんが、おそらく両者を同時に行っていくことになると思います。
ただし、合併の場合にはそれぞれの考え方を入念にすり合わせていく必要があると思いますが、基本的には「合併したことによって、構成員全員の待遇が前よりもよくならねばならない」と思っています。また付加価値は規模に応じて上昇するとも考えており、早急にそうした体制にもっていきたいと思います。
まずはこうした展望について率直に話し合える関係をつくることが重要であると思います。関心を持たれた方は是非ご一報いただきたく思います。
浅沼宏和