「電子申告・電子納税のまち」宣言大会

平成19年6月20日 ふれあいプラザ「なのはな館」にて
指宿税務署管内の税理士会や法人会など8団体でつくる指宿地区税務連絡協議会が中心となって実行委員会(今林重夫会長)を設立し、『電子申告・電子納税のまち』宣言大会が行われました。

「電子申告・電子納税のまち宣言大会」実行委員長挨拶(要旨)

「世界一便利で効率的な電子行政」を目指した電子政府e-Govは、IT戦略本部が置かれ各方面で色々な施策がなされてきました。e-Taxもその一つであります。ある調査によると電子行政の普及率は、日本は残念ながら世界第14位だそうです。電子申告がほぼ100%の韓国など条件の違いは色々ありますが、今後もっとこのIT化の流れは加速するものと思われます。今年1月に発行した「税連協だより第18号」で「電子政府e-Gov」の題でこのような状況を紹介し、「時代の流れに乗りませんか」と呼びかけました。幸い指宿税務署管内は、電子申告が始まった平成16年6月からその実践率は高く、各税務関係団体の関心も高く積極的に研修会など開催して参りました。又一番の担い手を自負する税理士会では税務署との連携・協調のもと、今年10名全員の電子申告実践が実現しました。実践件数、実践率はまだまだ目標には遠いのですが、年度別目標は大きくクリアしておりますので、電子申告・電子納税のリーダー地域としての意識をお互いに確認したいとの気持ちを持ちました。そこで税務関係団体8団体で構成する税務連絡協議会で本日のこの「電子申告・電子納税のまち宣言大会」の実施を決め、指宿市及び頴娃町の各種団体に呼びかけて実行委員会を構成し、本日を迎えたところであります。
宣言大会の名称についても「e-Taxのまち」ではどうかなどいくつかの意見が出されましたが、「電子申告・電子納税のまち」としました。e-Taxの方がスマートだとの意見等もありました。やや堅い、古めかしい感じですが、敢えて「電子申告・電子納税のまち」としました。その理由は、e-Taxは国税の電子申告・電子納税を指します。地方税の電子申告はご承知の通りeLTAXと言います。地方税は未だ法人事業税と法人県民税だけの対応ですが、秋田県では全市町村が共同で電子申告の仕組みを導入する準備を始めたとの報道がありましたし、鹿児島県でもそのような動きを期待したいものです。市・町の税関係は未だですが、導入されたらあっという間に完全実施を目指すとの意欲を込めたつもりの命名です。
この大会をきっかけにして、さらに多くの方々が電子申告・電子納税に関心を持っていただき、実践に結びつけていただければ幸いです。e-Taxの国の実践目標は、平成22年に50%と示されています。平成18年の実践率は全国では2~3%ですが、私たちのこの指宿税務署管内は10%を超えています。電子申告・電子納税のリーダー地域として、これからもさらに頑張っていきましょう。実行委員会の構成団体の一つである指宿間税会の青年部は既に90%の方々が、電子申告の開始届を提出済です。
結びに、本日のこの大会を契機として、本日参加の皆様方が電子申告・電子納税の輪をさらに広げていただきますようにお願いをして実行委員長の挨拶と致します。