「経営改善」に取り組み、経営の健全化、経営体質の強化を図ることが、クリニックの存続・発展と理想の医療の実現のためには不可欠であると言えます。
経営改善のためには、クリニックの現状について「会計データ」による正しい現状分析と判断が必要です。
先生も、患者さんに治療したり処方したりする前に、まずは必要な検査をしたり、患者さんから症状をよく聞いてから、診断を下すのではないでしょうか。それと同じように、クリニックの現状を把握・分析し、経営上の問題点がどこにあるのか、なぜそのような問題が生じているのかを判断することから始めましょう。
この現状分析のためには、決算書を始め、毎月の会計データの活用が有効です。決算書及び会計データは、単に税務署に提出するためだけに作成されているものではなく、一見難しそうに見えるクリニックの経営実態を、数字によって極めて明快に映し出そうとする鏡のようなものです。
会計データの分析といっても、特に難しいことを行うわけではありません。
決算書を構成要素別に分解した上で、次の2つの視点から眺めてみましょう。
ところで、同一診療科同規模の診療所との比較といっても、どこか特定のクリニックの会計データと比較するというわけではありません。
TKCでは、毎年多数の医療機関の財務データを分析し、『TKC医業経営指標(M-BAST)』という統計資料をまとめていますので、先生のクリニックと同じ診療科、同じ規模の診療所の全国平均値と比較できます。
Q&Aのご購入、および病医院の経営改善については、当事務所にご相談ください。
目 次
Ⅰ 経営改善のヒントは自院の決算書から
Q1:どうして経営改善が必要なのですか?
Ⅱ 医業収入の分析
Q2:収入の分析方法について教えてください。
Q3:患者が集まるクリニックの特徴は何ですか?
Q4:診療単価の分析はどのように行いますか?
Ⅲ 医業費用の分析
Q5:材料費の改善策について教えてください。
Q6:人件費の改善策について教えてください。
Q7:経費の改善策について教えてください。
Ⅳ 強い経営体質の確立を目指して
Q8:キャッシュフロー計算書とは何ですか?
Q9:今後、どのような取り組みが必要ですか?
※決算書分析ワークシートと「収入費用分析ワークシート」
対応Q&A番号
収入・費用 | 分析項目 | 内訳 | 対応Q&A番号 |
収入(1) | |||
入院 | |||
外来 | 患者数 | Q2、Q3 | |
診療単価 | Q4 | ||
その他 | Q4 | ||
費用(2) | |||
材料費 | Q5 | ||
委託費 | Q7 | ||
人件費 | 職員数 | Q6 | |
給与水準 | Q6 | ||
経費 | 管理可能費 | Q7 | |
管理不能費 | Q7 | ||
利益(1-2) |
提供:株式会社TKC
事務所名 |
神山直規税理士事務所 神山直規米国公認会計士事務所 |
所長名 |
神山 直規 |
所在地 |
茨城県龍ケ崎市大徳町224 |
電話番号 |
0297-64-1626(代) |
FAX番号 |
0297-62-7471 |
業務内容 |
【会計・税務】 会計システム構築 巡回監査,月次決算 決算書・申告書作成 決算診断 【法人設立】 株式会社 LLP・LLC 医療法人,社会福祉法人 NPO 【事業支援】 経理整備,経営計画 内部統制,業績評価 医療サービス改善 建設業経審 建設業決算評点アップ 【その他】 相続贈与相談 不動産評価額減額 ファイナンシャルプラン 人材適性診断 講演研修 |
メールアドレス |
kamiyama@tkcnf.or.jp |
その他特記事項 |
◆税務◆ 関東信越税理士会 TKC全国会 ◆非営利法人支援◆ TKC医業・会計研究会 TKC社会福祉法人経営研究会 会計支援・茨城 NPO会計税務専門家ネットワーク ◆国際◆ AICPA 米国公認会計士協会 WSCPA ワシントン州公認会計士協会 JUSCPA 米国公認会計士協会・日本支部 ◆建設業・許認可◆ 茨城県行政書士会 全国建設関係行政書士協議会 国土交通省・経審実務担当者・意見交換会 |
関東信越税理士会所属