代表挨拶

    

              経営者に必要な心構えとは?所長   上山 寛

「経営」とは何でしょうか?
「経営」の「経」は、たて糸、筋道、道理という意味があります。それを営む―、字義的に言えば、「経営」とは、「道理の営み」であると言えます。そして、「経理」とは、「経営を理にかなったものにすること」と言えましょう。 正しい経理をすることで、初めて、経営が正しい方向を向いているかどうか、の判断ができることになります。
そこに少しでも、“正しくない”経理が存在すると、経営の羅針盤は、狂ってしまい、自ら衰退へと導かれることになります。
正しい経理をしなければならないのは、実は、税務署や金融機関のためではなく、経営者自身のためなのです。
コンプライアンス(法令順守)が重要視されている昨今、自らの衰退だけならまだしも、世間に対しても悪影響を及ぼしかねません。
近江商人には、「三方良し」という言葉があります。「売り手」も「買い手」も、更に「世間」もみんな幸せになってこそ、商売が上手くいく、ということです。
みんなが幸せになるためには、まずは、経営者自身が、正しい経理により正しい経営を行うことに尽きます。 業績が良くても悪くても、それを正しく反映した経理を行い、事実から目を背けることなく、勇気を持って闘う経営者こそ、「本物」!しかし、そうかどうかは、残念ながら、経営者自身しか分かりません。
その意味では、経営者は、“孤独”である―という前提をしっかりと受け止めることからがスタートです。
算盤がパソコンに代わっても、手紙がメールに代わっても、経営者の心は不変です。

~平成24年 ㈱アルファーだよりVor.2掲載~
       

代表経歴

上山寛(うえやま ひろし)プロフィール

昭和37年 鹿児島生まれ
昭和56年 鹿児島県立鶴丸高校 卒業
昭和61年 中央大学商学部会計学科 卒業
  ~平成10年 東京都新宿区の税理士事務所に勤務
平成8年  拓殖大学大学院商学博士課程前期 卒業
平成9年  東京税理士会渋谷支部 税理士登録
平成10年 鹿児島市の税理士事務所に勤務
平成13年 鹿児島市薬師にて独立開業

事務所紹介(平成30年6月移転しました。)