経営アドバイス・コーナー
Do company
濱路義朗税理士事務所は
TKC全国会会員です
TKC全国会
TKC全国会は、租税正義の実現をめざし関与先企業の永続的繁栄に奉仕するわが国最大級の職業会計人集団です。

東京都税理士会杉並支部所属

お気軽にお問合せください。
有限会社 ドゥ・カンパニー
濱路義朗税理士事務所
TEL:03-3220-0641
info@docompany.jp

2005年のひとこと

2005.10.18経営革新セミナー

10月7日第3回目の経営革新セミナー2005を開催しました。今回は第一部「TKC経営指標から見る黒字企業の行動原則」、第二部「新会社法を活かす」と題した講演をさせていただき、第三部では例年通り一縁会として異業種交流会とさせていただきました。
 また、講演を始める前に書面添付制度協力企業の表敬式、3期以上連続黒字経営企業の表敬式を合わせて執り行わせていただきました。
 40名以上の方に参加していただき盛況のうちにお開きとなりました。

「TKC経営指標から見る黒字企業の行動原則」

 『TKC経営指標』と言うのは全国のTKC全国会会員から寄せられた財務データを業種別、優良・黒字・赤字企業別、売上規模別などの指標にまとめてもので、平成17年版は22万4,221社が収録されています。
 そしてこのデータを1社のデータとしてまとめてみたらどう見えるか、という検討を行ってみて「黒字→赤字企業」「赤字→黒字企業」のとったそれぞれの原因を分析比較し、経営者として執るべき行動を分かって頂こうとするものでした。
 また、「黒字→黒字企業」についても、赤字企業の限界利益率と変わらないことが分かり、一歩間違えると赤字企業に転落してしまうと言うことも判明しました。
 変動損益計算書の考え方を理解していただきながら、見方を知っていただき自社経営での月次のデータ分析もしていただければと思いました。
 グラフを使う工夫はしたのですが、細かい表が中心で参加されて方には見づらいこともあったとお詫びするしだいです。
 まあ、「社長の覚悟」と「限界利益」の重要性は理解していただけたかと思います。

「新会社法を活かす」

 本年7月29日に162回通常国会で成立した「会社法」を中心に、その他の成立した法令や、4月1日以降に施行された法令、規制改革3ヵ年計画について、中小企業のビジネスに関わりがありそうな事柄をお話させていただきました。
 ビジネスは環境適応業と言われるだけあって、法律の成立や改正は正に大きな環境変化 であり、この変化に適応できなければ企業の衰退、裏を返せばビジネスチャンスでもあります。この機会を的確に状況分析することで新たな展開をもたらすことが出来るのです。
 このテーマはこれまで一度はやって見たいと思っておりましたが、いざ取り上げてみると各々の法律についてそれなりの見識を深めなくてはならず、関連業種との分析についても研究する必要があり、思いの外資料作りが大変でした。
 「個人情報保護法」「改正法人税・地方税法」「改正介護保険法」「中小企業新事業活動促進法」「e文書法」などについて約20分、30分を「会社法」「有限責任事業組合法」についてお話させていただきました。
 いつもの事ながら最後は足早になってしまい、サラリーマン法人が増加するのではないかとの話をし忘れ悔いが残るところですが、エッセンスはご理解いただけたと手答を感じております。

「一縁会」

 我々会計人の業界では、会社法に関する書籍も数多くでており、セミナーもこれまで何回も開催されていましたが、今回のセミナーで一般の企業では、まだあまり聞く機会が少なく大変期待を持ってお越しになられた方が多かったのは、タイムリーな話題であったと自画自賛です。
 また、初参加の方も多く、名刺交換会として行った「一縁会」でも、多くの方が新たな縁を結ばれたことを心より喜んでおります。 
 来年もまた、大勢の方に来ていただけるよう一層の研鑽に励む所存です。
 参加者の皆様へ感謝申し上げます。
 今後とも宜しくお願いいたします。