1. 見栄をはらず、机と電話のみで直接収益に貢献するものに投資しましょう。場合によっては自宅の一室でも結構です。
   
2. オフィスの印象が業績に直結する場合は別です。
   予定地の絞込み　→　自分で探す　→　不動産店に依頼　→　物件チェック（使用条件・設備・電気容量・瑕疵など）　→　契約

店舗の場合、立地条件もさることながら、出店地域（商圏）選びが重要となります。

1. 自己の地の利を生かす：住居付近、勤務先周辺など
   
2. 店舗の個性を生かす：有名商業地域　→　住宅地域　→　非商業地域　→　オンライン
   

（チェックポイント）
＜地域性＞
オフィス街、商業街、工業地域、住宅街、郊外、文教地区、山林周辺、幹線道路沿い
＜住民層＞
単身者、学生、子供あり・なし夫婦、高年齢、２世帯、ブルーカラー、ホワイトカラー、所得、インテリ度
＜人口格差＞
昼間・夜間差、平日・休日差、季節差
＜交通関連＞
電車、バス、駅、改札口、踏み切り、高架、乗り換え、通勤客
＜公共施設＞
役場・役所、警察署、学校、病院、公園、スポーツ施設、文化施設
＜有力施設＞
神社、仏閣、結婚式場、斎場、名所、旧跡、名勝
＜核店舗＞
百貨店、スーパー、ＳＣ、ＣＶＳ
＜競合店＞
競合店、類似店の規模・質・売上傾向
＜商店街の種類＞
高級商店街、大衆的商店街、学生街、飲食街
＜商店街の取組＞
キャンペーン、共同スペース、空き店舗対策、ホームページ
＜注意設備＞
危険物取扱い工場、交通事故多発道路、氾濫河川、高圧線、反社会的団体拠点
＜将来変化＞
再開発、区画整理事業、道路拡張計画、交通機関の増発、大型店やＳＣの出店、マンションや団地などの住宅整備計画、公共施設の環境計画

地域」とならんで重要なのが「立地」です。立地というのは、周辺環境や交通条件だけでなく、道路のどっち側か　ビルの何階か、入り口はどちら向きか…といった細部までが立地条件なので、顧客の立場に立って候補選びしましょう。

（チェックポイント）
＜場所＞
駅からの距離、電車以外の交通手段、周辺環境、ターゲット層の往来量、競合店との距離、接地道路の種類
＜建物＞
希望床面積、夜間や休日の出入り、電気容量（アンペア)、トイレ（専用・共同・男女別）など
＜月負担額＞
家賃、管理費、共益費、駐車場代など
＜契約条件＞
敷金、礼金、保証金、権利金など

店舗を見つけたら、内外装や設備の工事が必要となり、その方法もさまざまですが、どれを選択するかは予算と　オープンまでの時間によって決まってきます。最近は低予算で引き受けてくれるところもありますが、気に入った　店舗があるなら、そのオーナーに直接掛け合い施行業者や予算を聞ければ最良です。

（店舗工事の流れ）
構想　→　基本計画　→　設計　→　見積もり　→　契約・発注　→　施行　→　引き渡し　→　オープン