秋田の歴史25-30

松田解子

松田 解子
小説家、詩人。秋田女子師範卒。
荒川鉱山(協和町)の貧しい鉱員の家に生まれる。苦学して小学校教員となるが、2年で辞職し上京、日本プロレタリア作家同盟に加わり活躍。
母をモデルにした「おりん口伝」で多喜二・百合子賞、田村俊子賞を受賞。
昭和8年に小林多喜二が死亡したとき、自宅に弔問し特高に連行されるなど歴史の生き証人的存在だった。平成16年に99歳で死去。
写真は大盛館(松田解子文学記念室)

「おりん口伝」(新日本出版社)
「おりん母子伝、続おりん母子伝」(民衆社)
「歩きつづけて、いまも」(新日本出版社)
「乳を売る、朝の霧」(講談社文芸文庫)
「松田解子 百年の軌跡」渡邊澄子(秋田魁新報社)

物部長穂

物部長穂

工学博士・物部長穂(1888~1941)は、協和町の唐松神社の宮司の家に生まれた。日本の土木耐震学や水理学の草分け的存在といわれている。博士はまだ学問として確立していなかった土木耐震学や水理学を学問として体系付けた。その中 核となったのは「地震に強い建物やダム」などの構造理論で、世界的に高い評価を受け、現代までその理論は受け継がれている。写真は協和町の物部長穂記念館。

「土木工学界の巨星 物部長穂」川村公一(無明舎出版)

唐松神社

唐松神社は雄物川支流の淀川の河畔に位置し、授子安産の神として広く信仰されている。
西暦200年ごろ、神功皇后が朝鮮の新羅を討伐した後、この地に漂着した物部氏が韓服(からまつ)神社を祀ったという故事による。また、平安時代には、陸奥の郡之司であった安倍貞任の弟、境講師官照が唐松城を支配していたが、前九年の役 で源頼良・義家に落城されている。物部長穂は、唐松神社宮司の物部長元(第60代当主)の次男である。 写真は唐松神社天日宮(あまつひのみや)で、秋田物部氏が天地の神々を祀ったものと伝えられている。

「秋田『物部文書』伝承」進藤孝一(無明舎出版)

小野小町

小野小町

平安時代の女流歌人。三十六歌仙の一人、六歌仙唯一の女性。世界三大美人(クレオパトラ、楊貴妃)の一人。雄勝町小野の出身といわれている。写真は小町堂(宇治平等院を模倣)で、毎年芍薬が咲く頃、小町まつりが行われている。

「小野小町 んだんだ文庫」小野一二(無明舎出版)
「小野小町ものがたり んだんだブックレット」小野一二(無明舎出版)
「小野小町再考」佐藤卓司(無明舎出版)
「小町伝説の誕生」錦 仁(角川選書)
「小野小町」小町の国編(道の駅おがち小町の郷)

松尾芭蕉

江戸時代の俳人。伊賀の出身。俳諧紀行「奥の細道」を書いた。
象潟は最北の地である。
また、象潟は松島と並ぶ景勝地であり、
「松島は笑うが如く、象潟は恨むが如し。」とも書いている。
写真は蚶満寺にある松尾芭蕉像。
象潟で詠んだ俳句
「象潟や雨に西施がねぶの花」
「汐越や鶴はぎねれて海涼し」

「おくのほそ道を旅しよう」田辺聖子(角川文庫)
「芭蕉道への旅」森村誠一(角川学芸出版)
「芭蕉の杖跡」森村誠一(角川マガジンズ)
「奥の細道・芭蕉を解く」安原盛彦(鹿島出版社)
「芭蕉 発句を読み解く」安原盛彦(秋田魁新報社)
「芭蕉 おくのほそ道」萩原恭男(岩波文庫)
「芭蕉 かるみの境地へ」田中善信(中公新書)
「松尾芭蕉と仙台」梅津保一(仙台・江戸学叢書44)
「奥の細道の旅」久富哲雄(三省堂)
「奥の細道をゆく」NHK取材班(KTC中央出版)
「奥の細道を歩く」とんぼの本(新潮社) 

秋田ふるさと検定

秋田ふるさと検定
第一回3級検定
平成18年11月12日実施。受験者807人。合格者742人。合格率92% 。正解率84%。私は正解率95%(楽勝!)。

第一回2級検定
平成19年8月26日実施。受験者317人。合格者136人。合格率42.9 %。正解率63.7%。私は正解率75.7%(難しかった~!)。
 奥さんも第二回3級に合格しました。受験者325人。合格者152人。合格率 46.8%。正解率67.4%。

第一回1級検定
平成21年11月15日実施。受験者57人(受験資格2級合格者)。合格者1 9人。合格率33.3%。正解率70.1%。私は正解率93.0%(90点台 2人だから1番か2番)。全て記述式は大変でした。

合格者の輩出した企業には「合格者のいる店」のプレートが進呈されることになりました。

(参考図書)

「新・旧 秋田ふるさと検定」秋田商工会議所(秋田文化出版)
「新・秋田小百科」秋田県商工会議所連合会(秋田文化出版)
「秋田小百科 最新版」秋田県商工会議所連合会(秋田文化出版)
「秋田ふるさと検定 2020年版」秋田県商工会議所連合会(秋田魁新報社)
「秋田ふるさと検定 2023年版」秋田県商工会議所連合会(秋田魁新報社)
「秋田大百科事典」(秋田魁新報社)
「論点 あきた史」新野直吉(秋田魁新報社)
「秋田県の百年」田口勝一郎(山川出版社)
「秋田県の歴史」今村義孝(山川出版社)
「秋田県の歴史」塩谷順耳(山川出版社)
「新・旧 秋田県の歴史散歩」(山川出版社)
「秋田県の不思議事典」野添憲治(新人物往来社)
「秋田県謎解き散歩」野添憲治(新人物文庫)
「秋田の民俗」木崎和廣・鎌田幸男・稲雄次(無明舎出版)
「秋田の有形文化財」秋田県教育委員会(無明舎出版)
「秋田の文化財」飯塚喜市(無明舎出版)
「秋田の博物誌」本郷敏夫(無明舎出版)
「秋田ふしぎ探訪」無明舎出版編(無明舎出版)
「大館地方の歴史散歩」鷲谷 豊(無明舎出版)
「鹿角の歴史案内」柳澤弘志(無明舎出版)
「北秋田歴史用語解説」松橋栄信(無明舎出版)
「北鹿地方史論考集 正・続・続々」庄司博信(無明舎出版)
「大館の歴史」大館郷土博物館(秋田活版印刷)
「比内の歴史」比内町の歴史を記録する会(成文社)
「秋田の歴史」読売新聞社秋田支局(三浦書店)
「秋田のトリセツ」清水康史(昭文社)
「北緯四〇度の秋田学」川村公一(無明舎出版)
「秋田藩研究ノート」金森正也(無明舎出版)
「秋田藩の用語解説」半田和彦(秋田文化出版)
「秋田・八郎湖畔の歴史散歩」佐藤晃之輔(秋田文化出版)
「明治・大正・昭和の郷土史 秋田県」田口勝一郎・松渕真洲雄(昌平社)
「秋田市 史跡めぐり ガイドブック」秋田市観光協会(太陽印刷)
「秋田市の 史跡めぐり」秋田市文化財保護協会(太陽印刷)
「江戸時代 人づくり風土記 秋田」(農文協)
「秋田県の民話」日本児童文学者協会(偕成社)
「秋田の民話」瀬川拓男・松谷みよ子(未来社)
「あきた風土民族考」齊藤壽胤(秋田魁新報社)
「あきた歳時記」山田 實(秋田魁新報社)
「秋田・芸能伝承者昔語り」民族芸術研究所(秋田文化出版)

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