先輩の声


当事務所で活躍する先輩たちに、

入社理由や仕事内容、仕事のやりがいなどを聞きました。

巡回監査士 柏木研二 入社14年目

写真:柏木研二さま(巡回監査士 入社14年目)

Q.税務という世界で仕事をするようになったきっかけは何でしょうか?

税理士事務所で働き始める前は、銀行員として7年間働いていました。新卒で銀行に入った当時は、お恥ずかしながら税理士という仕事についてはよく知りませんでした。銀行員として働く中で、決算書などを見る機会が多く「それを作る仕事があるんだ…」と興味を持ったのが、税理士という仕事を意識することになったきっかけでした。

Q.それで転職を?

実は当時働いていた銀行が平成15年に破綻してしまい、一時、職を失ってしまったんです。これがきっかけで、もともと興味のあった税理士の門戸をたたこうと決意しました。当時は銀行員でしたが簿記などの資格すら持っていなかったので、「まずは勉強を」と専門学校に進学。その後、税理士事務所に入所することができました。

Q.他にも税理士事務所がある中で、石渡税理士事務所を選んだ理由について教えてください。

新人として最初に入所した事務所で「三島にある石渡税理士事務所はアットホームで良い事務所らしいよ」という話を聞いたのが応募した理由です。私は、自分のモットーとして、「誠意」や「正義」という思いを大切にしています。仕事をするなら職場にも恩返しをしたいし、お客さまに対しても敬意を持って働きたいと思っていました。石渡税理士事務所なら、私が大切にしていることを守れると思ったのも、決め手の1つです。

Q.実際に働き始めてみて印象は変わりましたか?

入る前から耳にしていた「アットホーム」「雰囲気が良い」という評判通りでした。働きやすい事務所だと思います。私は仕事をする上で「お客さまに対して迷惑をかけるような人とは一緒に働きたくない」と思っているのですが、石渡税理士事務所で14年働いてきた中で、そこに疑問が生じることはありませんでした。

Q.「経営者のブレインであり一番身近なパートナー」という事務所の方針についてはどう思いますか?

税理士という仕事は、あくまでも税務処理をするのが仕事であって、お客さまが利益を出そうが赤字になろうが関係ないと考える税理士事務所は意外に多いのかもしれません。例えば、経営者さまが「これどう思う?」と意見を聞いたとしても、担当者は「それは社長が判断してください」と言ってしまうと思うんです。しかし、少なくとも私はそういったスタンスとは違う考えで仕事をしていますし、石渡税理士事務所の方針もそうだと思います。

Q.経営のコンサルタントのような存在でもあるということでしょうか?

そうですね。お客さまの会社が自分の会社だと思って、最適な方法や選択肢とは何かを常に考えていますし、それをはっきりとお伝えしています。まがりなりにも税務という側面からお客さまの経営の一部に携わっているわけですから、「自分が経営者だったら」と常に考えるのが私の基本姿勢です。お客さまの会社が損をすれば悲しいし、利益を出してほしいと心から思います。いろいろな経営のジャッジに直面しているお客さまに対して「私だったらこうする」という考えをはっきりと伝えてしまいますね。

Q.経営アドバイスをするというのは、単に帳簿管理や税務管理をするよりも大変ですよね。

私は、そこまでやらないで済ませる方がストレスに感じてしまうタイプなのかもしれません。かける時間や手間という意味では大変なのかもしれませんが、嫌だと思ったことはないですね。お客さまの信頼を得て仕事を任せていただくだけに、それを通じて知り得た経営状況や数字をもとにしたアドバイスを「しない」という選択肢はありません。状況が良くなったかもしれないのに、しなかったことで何かがあったら、自分を責めても責めきれないでしょう。うまくいけば達成感もありますし、お客さまから喜んでいただける。そういう生き方や考え方で仕事ができることはやりがいがありますね。

Q.これからの目標や夢があれば教えてください。

業績を見ながら、お客さまと一緒に今後どうしていけばいいかを議論できる。そんな関係をたくさんの経営者の方と築いていきたいです。そのためには信頼を積み重ねることももちろん大切ですが、お客さまがご自身の経営を正しく把握・判断できるように知識やスキルを高めるサポートも必要です。私ができる精いっぱいの支援をコツコツと積み重ねていきたいです。

Q.最後に、このページを見ている求職者へメッセージをどうぞ。

石渡税理士事務所では、税理士としての知識を身につけることは必須です。「なんとなく」「仕事を探しているから」という生半可な気持ちでは、辛くなってしまうかもしれません。仕事が終わってからも勉強しなければならないなど、努力が必要な仕事でもあります。ですが、未経験でも勉強したり、お客さまのために頑張ることが楽しいと思ったりできるなら大丈夫。日々更新されていく税法などの法律に関しても、常に興味を持ってチェックして、学び続けられる人なら、この仕事が向いていると思います。

監査担当 横山友宣 入社2年目

写真:横山友宣さま(監査担当 入社2年目)

Q.税務という世界で仕事をするようになったきっかけについて教えたください。

この事務所に入る前は、商業高校の教員として働いていました。実家が自営業だったこともあって昔から経営に興味があり、商科大学に進学しました。大学で勉強をしながら、専門学校で公認会計士の勉強もしていたのですが、軽い気持ちで教職のカリキュラムを取ったのがきっかけで教育の分野に興味が向くようになりました。自分の知識を誰かに伝えていく仕事もいいな、と思ったんです。

Q.それで高校の先生に?

はい。縁があって静岡の商業高校で教員として働くことになり、5年間教育の現場に身を置きました。教員生活はとても充実していてやりがいもあったのですが、だんだんと「経営の現場に身を置いてみたい」という気持ちが強くなっていってたことは確かです。3年生を担任して進路指導をしているとき、経理などの仕事を目指す生徒たちをみて「うらやましいな」と思ってしまったんです。そこで転職を決意しました。

Q.なぜ石渡税理士事務所に入ろうと?

転職活動で金融系の会社や仕事を一通り見た中で、面接の際に「もっといろいろな会社を見てみるのもいいよ」と言ってもらえたのが大きかったですね。転職活動は、いろいろな企業や職場・業種を知るチャンスだと捉えなさいと。自分の人生経験や視野を広げられる機会はなかなかないし、もしこれから税理士事務所で仕事をしたいなら、いろいろな業種のお客さまと接することが多いから勉強になるよと、アドバイスをいただきました。ひとりの求職者に対して、こんなに親身に話をしてくれるなんてと、感動を覚えたことは事実です。ここで働いてみたいと思いました。

Q.現在の仕事内容を教えてください。

まだまだ一人前とは言えませんが、少しずつお客さまを担当させていただき、月に1回巡回監査という形で訪問しています。訪問日は月の後半に固まるので、毎月下旬はとても忙しいですね。その分、比較的時間のある月の前半に所内研修や訪問準備などをしています。

Q.学校の先生とは全く違う仕事ですが、戸惑いはありませんでしたか?

確かに仕事のリズムや内容は違うかもしれませんが、本質的には同じ仕事をしているなと感じています。それは、自分の知識や経験を伝えていくという点です。各企業の経営担当者さまに適切な会計処理の方法や、税法的な知識をお伝えするなかで、どう伝えたらわかりやすいのか、このお客さまにはどんな方法が合っているだろうか、と常に考えるようにしています。

例えば、新規のお客さまを訪問する際には、まず会計ソフトの使い方をレクチャーするところから始まります。もし経理担当者さまが簿記や会計の知識があるなら入力の仕方だけをお教えすれば済みますが、全く会計の知識がない方に教える場合は、「勘定科目」の意味を伝えるところから始めないといけません。お客さまの立場や状況に合わせて、より伝わりやすい話し方、接し方はどんなものなのかを考えています。

Q.これからの目標や夢があれば教えてください。

来年で30歳になるのですが、それまでに一つ、自分はこれを極めていくという証を作りたいなと思っています。ちょうど今、巡回監査士の勉強をしているところなので、まずはこの資格をとるのが目標です。最終的には税理士資格も取得して、お客さまや事務所にもっともっと貢献できるようになりたいです。石渡税理士事務所では、資格取得支援も充実しているので、目標がある人や勉強したい方にはとても良い環境だと思います。

Q.最後に、このページを見ている求職者へメッセージをどうぞ。

少しシビアな言い方になってしまうかもしれませんが、中途半端な気持ちで入所すると続かないと思います。私自身もまだ経験や知識があるわけではありませんので、常に勉強の毎日です。一生懸命がむしゃらにやって身につけた知識や経験は、きっと今後の人生の糧となるはずです。自分なりに知識や経験をブラッシュアップし、お客さまの経営に役立ちたいという情熱を持って仕事に取り組める仲間を待っています。