税理士 柴田 幸男
起業成功のためには、起業時に全ての項目をクリアしていることが望ましいですが、そうでない場合はどの部分が不十分であるかを確認して、今後どのようにクリアしていくのかの目処を立てておくことが大切です。
また、クリアしているかどうかの判断は「自己判断」だけでなく、第三者に客観的な判断をしてもらうことも有効です。
◎ビジネスプラン
□・自分の強み(経験、知識、技術、資格等)を活かせる分野である
□・困難があっても継続できる自分の好きな分野である
□・商品、サービスに独創性があり、競合と差別化できる
□・販売するターゲット層が明確になっている
□・どのような顧客ニーズに応えるかが明確になっている
□・主な販売方法(対面、インターネットなど)が明確になっている
□・儲けるための仕組み(いくらで仕入れていくらで売るなど)が明確になっている
□・一時的にではなく継続できるビジネスモデルになっている
□・外部の人にも説明できるような5年後までの事業計画ができている
□・適切な起業形態(個人事業主、株式会社など)が明確になっている
□・経営の基本となる自分なりの経営理念がある
□・将来目指すべき姿であるビジョンが明確になっている
◎資金
□・どの程度の初期投資資金が必要なのか明確になっている
□・どの程度の運転資金が必要なのか明確になっている
□・中古品の活用など投下資金を最低限に抑える工夫をしている
□・必要資金について自己資金で足りる、または資金調達の目処が立っている
□・初期投資金額を最長でも2年程度で回収できる
□・起業後の不安定な時期を乗り切るための詳細な資金計画がある
□・借入金の返済等も含めた長期的な資金計画がある
□・助成金や優遇融資など公的資金を活用する、または検討した
□・当面の生活費については確保できている
◎協力者
□・起業直後から顧客になってくれそうな見込み客がいる
□・勤めていた会社や同僚などから協力を得られそうである
□・業務上の協力をもらえそうな知人がいる
□・仕事に行き詰ったときに相談できそうな先輩経営者がいる
□・プライベートも含めて何でも相談できる友人がいる
◎家族の理解
□・会社を辞めて起業することに基本的な了承を得ている
□・起業する事業内容や将来像について理解を得ている
□・一時的な収入減少などの経済的影響についても理解を得ている
□・家族と過ごす時間などライフスタイルの変化について理解を得ている
□・仕事面んで協力してもらいたいこと(事務作業など)について理解を得ている
◎マインド・健康
□・起業の成功イメージが明確になっている(収益重視、社会貢献重視など)
□・今が起業すべきタイミングであると確信できている
□・起業することで自分の幸せに近づけるという確信がある
□・起業に耐えられる健康状態であり、その増進につとめている
□・起業に耐えられる強靭な精神力がある
◎基本的な経営知識
□・簿記や資金繰り、BS・PLなど経理に関する基本的な知識がある
□・マーケティングに関する基本的な知識がある
□・管理会計など経営管理に関する基本的な知識がある
□・問題解決手法(問題抽出、課題設定など)について基本的な知識がある
□・パソコンの基本的なソフトは使いこなせる
〇詳しくは、柴田税務会計事務所 柴田迄お尋ねください。