2026年8月10更新

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ペアローン団信について

令和8年8月3日

税理士 小野 貴裕

住宅価格の高騰、共働き世帯の増加に伴い、夫婦それぞれが主債務者となって住宅ローンを組む「ペアローン」を選ぶ人が増えています。この流れに合わせて登場した2024年より新しく出てきたのが「ペアローン団信」です。

団信とは

団体信用生命保険のことです。住宅ローンを借りて返済の途中で死亡してしまった時に残債を保険金で返済するというものです。これにより残された家族が以後の返済をすること、家を失うことを避けられます。現在の住宅ローンにはほとんどこの保険が付帯されています。

ペアローンの団信の特徴

従来のペアローンでもそれぞれに団信は付いていますが、万が一の際に「亡くなった側のローン残高」しか免除されず、遺されたパートナーのローンはそのまま残ります。しかし、ペアローン団信であれば、夫婦のどちらか一方に万が一のことがあった場合、2人分すべてのローン残高がゼロになります。

コスト面での違いは金利です。通常の団信は多くの金融機関で金利上乗せなし(無料)で付帯できますが、ペアローン団信は夫婦2人分の保障をカバーするため、一般的に0.18%〜0.40%程度の金利上乗せが必要となります。

税務上の注意点

どちらか一方が病死や事故死をしてローンが全額完済された場合、亡くなった側のローン免除分は非課税ですが、生き残った側の免除されたローン残高は「一時所得」とみなされ、所得税・住民税の課税対象になります。これにより、翌年に多額の税金が請求されるリスクがあるため、事前の納税資金対策などをあわせて検討することが大切です。

○詳しくは、柴田税務会計事務所 小野迄お尋ねください。